平成17年10月21日(金):初稿 |
○当事務所は、3名の常勤事務員に1名の非常勤事務員の体制ですが、事務員の担当区分は、1事件1事務員です。例えば売買代金等債権回収事件では、最初の催告書発送の示談交渉から、訴訟手続、執行手続、最後の回収精算業務に至るまで1人の事務員が継続して担当します。 ○打ち合わせには出来る限り同席させ、事件内容を理解して貰います。文書には全て担当事務員名を記し、依頼者との連絡も出来る限り担当事務員を通じて行います。これによって事務員に事件担当者としての責任と自覚を持って貰うためです。 ○売買賃貸借・リースクレジット等定型訴状、破産・再生手続開始申立書等の定型文書は、類似過去データを元に事務員が起案し、又領収証等を元に証拠説明書も事務員が作成し、私が最終チェックして完成させます。 ○日常の各種連絡文書は、口頭で趣旨を伝え、事務員自身に文章を作成して貰います。事務員から「ここはどのように記載するのですか」と質問を受けても回答は「自分の頭で考えろ」が口癖で、兎に角、事務員自身が自分の頭で考えて事務処理を組み立てて貰うようにしています。 ○その結果、事務員の法律実務処理能力は高くなり、特に来年勤務歴20年になる筆頭事務員は資格は無くても法律実務処理能力は並のイソ弁以上と確信しております。 ○平成17年10月20日更新情報で桐法律実務のメインファイルである事件簿の統計フォームを紹介しましたが、本日は事務員別事件簿を紹介します。 事件簿統計フォームで統計を取ってどうするのよと聞かれても回答に窮すると記載しましたが、事務員別事件簿は次のような大変重要な機能を有しており、重宝しております。 ・事務員別の担当事件数を把握-新規事件配点の参考 ・進行チェック項目で各事件処理の流れを一覧出来る ・債権回収事件では債権回収状況、弁護士費用分割事件では報酬回収状況を把握 ・必要に応じて催告書をクリック一発作成 事務員別事件簿基本フォーム 債権回収経過一覧フォーム 以上:807文字
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