平成17年 6月21日(火):初稿 |
○桐の関数式の話題です。桐の話題では、項目名を表す場合[ ]を付け、データを表す場合" "を付けます。 顧客簿の[名称1]を被ふりがな項目とする「ふりがな」を設け、更に最初の1文字をあかさたな等五十音に取り出す[五十音]と言う項目を設けています。 例えば、[名称1]が"佐藤一郎"、[ふりがな]が"さとういちろう"の場合、[五十音]は"さ"、[名称1]が"島田一郎"、[ふりがな]が"しまだいちろう"の場合も[五十音]は"さ"にします。 ○[五十音]の項目計算式は、次のようにしていました。 #条件選択(#部分列([ふりがな],1,1)="あ" .or #部分列([ふりがな],1,1)="い" .or #部分列([ふりがな],1,1)="う" .or #部分列([ふりがな],1,1)="え" .or #部分列([ふりがな],1,1)="お","あ",#部分列([ふりがな],1,1)="か" .or #部分列([ふりがな],1,1)="き" .or #部分列([ふりがな],1,1)="く" .or #部分列([ふりがな],1,1)="け" .or #部分列([ふりがな],1,1)="こ","か",#部分列([ふりがな],1,1)="さ" .or #部分列([ふりがな],1,1)="し" .or #部分列([ふりがな],1,1)="す" .or #部分列([ふりがな],1,1)="せ" .or #部分列([ふりがな],1,1)="そ","さ",#部分列([ふりがな],1,1)="た" .or #部分列([ふりがな],1,1)="ち" .or #部分列([ふりがな],1,1)="つ" .or #部分列([ふりがな],1,1)="て" .or #部分列([ふりがな],1,1)="と","た",#部分列([ふりがな],1,1)="な" .or #部分列([ふりがな],1,1)="に" .or #部分列([ふりがな],1,1)="ぬ" .or #部分列([ふりがな],1,1)="ね" .or #部分列([ふりがな],1,1)="の","な",#部分列([ふりがな],1,1)="は" .or #部分列([ふりがな],1,1)="ひ" .or #部分列([ふりがな],1,1)="ふ" .or #部分列([ふりがな],1,1)="へ" .or #部分列([ふりがな],1,1)="ほ","は",#部分列([ふりがな],1,1)="ま" .or #部分列([ふりがな],1,1)="み" .or #部分列([ふりがな],1,1)="む" .or #部分列([ふりがな],1,1)="め" .or #部分列([ふりがな],1,1)="も","ま",#部分列([ふりがな],1,1)="や" .or #部分列([ふりがな],1,1)="ゆ" .or #部分列([ふりがな],1,1)="よ","や",#部分列([ふりがな],1,1)="ら" .or #部分列([ふりがな],1,1)="り" .or #部分列([ふりがな],1,1)="る" .or #部分列([ふりがな],1,1)="れ" .or #部分列([ふりがな],1,1)="ろ","ら",#部分列([ふりがな],1,1)="わ","わ") ○これは#部分列([ふりがな],1,1)によって、[ふりがな]の1番目以降の1文字を取り出すので、これが"あ"の場合、#条件選択によって"あ"となり、 .or によって"い"の場合でも"あ"になります。以下同様にして、[ふりがな]の1番目以降の1文字が、"さ"、"し"、"す"、"せ"、"そ"の場合、いずれも"さ"になり、た・な・は・ま・や・ら・わ行何れも同様です。 ○この「五十音」、"が"や"ぱ"のような濁音や半濁音を場合分けに入れてませんでした。そのため[名称1]が"後藤"、"馬場"のような場合、未定義になっていましたが、「五十音」を実務使用していないため気付いていませんでした。 ○ところが、今般、Uさんという方からメールを頂き、上記関数式では濁音や半濁音が未定義になり、これを改善したより、シンプルで簡明な濁音、半濁音全ての場合に通ずる以下の関数式をご教示いただきました。 #かな(#全角(#部分列(#半角(#カナ(#部分列([ふりがな],1,1))),1,1))) ○この仕組みは明日のブログで解説します。 Uさん、大変有益なご指摘有り難うございました。正に素晴らしいシンプルパーツです。 このようなメールは大歓迎です。 例えば当HP「サンプルファイル集」の各ファイルの中にも不合理な設定、工夫次第でもっと簡単に実現できる設定が沢山あるはずです。Uさんのようなご指摘メールを頂けると最高に嬉しいものです。 以上:1,944文字
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