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当事務所桐法律事務処理システム基本構造

平成15年10月10日(金):初稿 平成17年 1月 8日(土):更新
私の事務所の桐による法律事務処理概観
平成12年12月5日、日弁連コンピューター委員会主催コンピュータフェアで初めて当事務所の桐による法律事務処理システムを紹介し、その後、2年連続、同コンピュータフェアに展示し、平成15年11月には日弁連鹿児島業務改革シンポIT分科会で発表し、又平成16年1月には新潟弁護士会IT研修会で講演しました。
以下、講演会等での説明レジュメを元に当事務所の桐による事務処理システムをご紹介申し上げます。

『初めに』
  当事務所では、平成6年から桐一括処理による事務処理システムを行ってきました。 しかし、リレーショナルデータベースソフト桐の、特にリレーショナル機能の活用が十分とは言えませんでした。そこで平成12年12月5日の桐デモ出展依頼を受け、リレーショナル化を強化したシステム作りに励んできました。

  私がこらからご披露申し上げるシステムは、桐の能力を100とすれば精々5~10程度の初歩的レベルに過ぎません。しかし桐はこんな低レベルでもそれなりに事務処理の相当程度合理化及び省力化が可能です。
これを見て桐ファンが一人でも増え、桐活用の一助に なればと幸いです。

リレーショナルデータベースの眼目
 私はリレーショナルデータベースと言うよりパソコン使用の眼目は、
    「一度入力したデータは二度と入力しない」
ことにあると考えております。これを実現するには、ワープロソフトでは全く不十分であり、データベースソフトを使用せざるを得ません。上記の二度と入力しないためには、必要データの検索と、再利用が簡単に出来る機能が必要ですが一文書一ファイルで構成するワープロソフトではこの機能が不十分だからで す。

 私は桐以外使用したことがありませんが、桐は使用すればするほど、一般に難しいと言われるリレーショナル化を簡単に実現できる機能を満載していると確信しております 。
 桐によるリレーショナル化実現方法は色々ありますが、私が使用している機能は#表引き機能、特に#表引き関数唯一つです。他にも主キー設定による結合、併合等色々ありますが、表引機能だけで相当程度のリレーショナル化を実現できます。

データベース化の意味』
 私は、コンピュータ利用の最大の利点はデータのデータベース化にあると考えております。
 私の考えるデータベース化とは作成データを必要に応じて蓄積し、蓄積した膨大なデータの中から、必要データを迅速に検索して再表示し、それを元に新たなデータ作りを合理化・省力化することです。

 その実現のために私は、
   一文書、一ファイルから一行へ
の標語で、事務所で作成する全文書のデータベース化、即ち桐化を目指し、ようやく目標を達成しつつあります。 私も7,8年前までは各種通知書、訴状、準備書面等の業務使用文書を松や一太郎等のワープロソフトで作成していました。しかし、ワープロソフトで作成する文書は、原則として一文書一ファイルとなるため、後になって必要な文書を検索することが大変面倒です。

 当初、債権者一覧表に代表される一覧表ものデータのみを桐で作っていました。
 しかし、やがて通知書を手始めに、一文書一レコードとして文書を作るようになり、便利さに感動しました。何より過去のデータが同一ファイルのレコードとして残っていますので、いちいちファイル毎に探すワープロソフトデータより遙かに簡単に目的のデータを探すことが出来ます。更に検索して見つけたデータをコピー等で再利用する方法もレコードをコピーするだけですからワープロソフトデータよりも簡単に出来ます。

 更に各データについてID項目を設け、専用IDによって管理すると更に便利になることを発見しました。詳しくは事件簿紹介で述べますが、ID入力だけで必要なデータを表示でき、ワープロソフトデータのように再利用のためにはいちいち必要データをコピーアンドペーストをする手間が省けることを発見し、これを文書作りに応用しました。その結果、文書作りが飛躍的に合理化・省力化出来るようになりました。

その基本コンセプトは、前述したとおり、
    「一度入力したデータは二度と入力しない
ことに尽きます。

 今は、顧客簿、事件簿を柱に全てのデータを事件ID、顧客IDでリレーショナル化して通知書、契約書、債権者一覧表等一般文書、訴状、各種執行申立書等裁判文書作成の合理化・省力化を実現しております。
以上:1,823文字

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