令和 6年 4月15日(月):初稿 |
○「”アレルギー体質は「口呼吸」が原因だった”紹介-花粉症等も口呼吸が原因」の続きで、西原克成医師著「アレルギー体質は「口呼吸」が原因だった」の第2章「ついに突き止めた、アレルギー発症の本当のメカニズム-細胞呼吸小器官「ミトコンドリア」が免疫の決め手!」の紹介です。「ミトコンドリア」という言葉は、大昔、生物で勉強した記憶はありますが、その意味等については忘却の彼方でした。以下、備忘録です。 アレルギーが起こる新たなメカニズムの解明 ・喉の奥の扁桃組織で幹細胞から白血球が作られる ・口呼吸により扁桃組織を乾燥させてダメにし、その部分の温度を下げる ・扁桃組織の体温を0.5~1°下げるだけで幹細胞に常在菌が取り込まれ白血球がバイ菌をいっぱい抱えた「顆粒球」に化ける ・「顆粒球」は白血球の消化能力(バイ菌を消化吸収し無害化する力)を奪う ・血液中のバイ菌が感染した状態の白血球が身体中の血液を巡り彼方此方の臓器や組織にバイ菌をばらまく ・もともと無害だった常在菌が細胞に感染する「細胞内感染症」を起こす ・汚染された細胞の中で炎症が起き、細胞の種類によって様々な症状を示す ex.皮膚の細胞→アトピー性皮膚炎、呼吸部・器官粘膜→ぜんそく、目・鼻→花粉症、腸→食物アレルギー ・免疫病と呼ばれる膠原病、白血病、リウマチ、悪性リンパ腫、子宮内膜症等すべて細胞内感染症で主な原因は口呼吸 ・口呼吸は万病のもと ・従来医学のアレルギーは自分で自分の体を攻撃する病気-「免疫の過剰反応」の考えは大間違い ・汚染された感染細胞をTキラー細胞が攻撃しているだけ※意味不明 免疫力の鍵を握る細胞呼吸小器官「ミトコンドリア」の新常識 ・呼吸には肺で呼吸して酸素を体内に取り込む「外呼吸」と取り込んだ酸素と血液によって運ばれた栄養素を使って細胞内でエネルギー物質(ATP)を作る「内呼吸」がある ・「内呼吸」は「細胞呼吸」と呼ばれこれにより生命が維持される ・「細胞呼吸」を行うのが「ミトコンドリア」で細胞内エネルギー工場、人体の発電所と呼ばれ、酸素と栄養素で細胞エネルギー物質(ATP)を作る ・このエネルギー物質が、熱や電気に変換され、体温を維持し、筋肉の収斂・神経活動に使われる-生命維持パワーの源 ・外呼吸による酸素取込・食事による栄養取込は、全てミトコンドリアに供給してエネルギーを作ってもらうため ・人の体を構成する約60兆個(※現在は37個説が有力?)は、毎日1兆子が新陳代謝で新しく作り替えられる ・使い古しの細胞・傷んだ細胞の消化・排出・再生に必要なエネルギーは全てミトコンドリアが作り出している ・ミトコンドリアの働きが悪くなるとエネルギー不足となりアレルギーをはじめとする様々な病気を発症 ・口呼吸により細胞に常在菌が入り込むとミトコンドリアの酸素や栄養素を横取りし、そのエネルギーが低下し様々な病気を発症 ・ミトコンドリアが十分な働きをする体温は37°-体温が下がるとミトコンドリアの働きが低下-ウイルスに負け感染しやすくなる ・ミトコンドリアが作り出す細胞エネルギー=細胞の生命力=免疫力 口呼吸で侵される器官と病気 ・ミトコンドリアが障害を起こす元凶が口呼吸 ・アレルギー疾患をはじめとする殆どの病気が口やのどの常在菌による細胞内感染症 ・細胞内感染症でくさった血液が体を巡っているかいないかで健康かどうかが決まる ・口呼吸による細胞内感染症の発症部位で病名が決まる ○ミトコンドリアは忘却の彼方でしたが、西原説では、生命維持の源となる内呼吸を行い、口呼吸によって扁桃組織を乾燥・低温にして常在菌がバイ菌と化し、ミトコンドリアの働きを悪くすることによって様々な病気が発症する原因となるもので、ミトコンドリアの重要性が強調されています。第3章以下にミトコンドリアの働きを良く維持する具体的方法が記載されており、別コンテンツで紹介します。 以上:1,590文字
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