令和 5年 1月24日(火):初稿 |
○「”91歳の現役医師がやっている一生ボケない習慣”-下半身強化が重要」を続けます。今回は、「歯を20本以上残せば認知症リスクは下がる」の備忘録です。 認知症予防のための歯の効用 ・70歳以降こそ20本以上の歯を残すことが目標 ・歯が殆どなく義歯も使用していない人は、20本以上歯を残している人の1.85倍認知症発症リスクが高い ・歯が殆どなくなっても義歯を使用している人の認知症リスクは4割下がる→咀嚼力の維持が認知症予防に重要 ・歯が19本以下で義歯を使用していない人は、自前の歯を20本以上残している人に比べて転倒リスクが2.5倍 ・そしゃくに関わる筋肉や歯根膜(歯と土台の骨の間の薄い膜)から伸びる神経が頭部安定性を保っているが、それを失うと頭部が不安定になり転倒しやすくなる 歯を失う理由 ・歯周病(歯槽膿漏) 徴候チェック-一つでもあれば歯周病疑い □起床時口の中がネバネバする □歯と歯の間に食べ物がはまりやすい □歯茎が落ちて歯が長く伸びて見える □歯磨き時の出血 □口臭の発生 □歯茎の腫れ □ものを噛むと歯が揺れる感じがする ・歯周病菌は歯茎から体内に侵入し血液を介して全身を巡り免疫細胞がアミロイドβを作り脳内に入ると認知症発症原因となる 効果的歯磨き ・毎食後と入浴時の歯磨き継続 ・歯ブラシで落とせる汚れは60%と自覚-歯間ブラシ・デンタルフロスの使用 ・就寝中歯周病菌増加-起床時のうがい・歯磨きが重要 ・歯周病菌のすみかは歯垢(プラーク)・歯石-1gのプラークに1000億個以上の細菌含む ・プラークは最短2日で歯石に変わり、歯石は表面がザラザラしてプラークを溜めやすくする悪循環 ・歯石は歯磨きでは落とせない-3ヶ月に一度は歯科医による歯石除去が必要 ○私は、自前の歯が25本残っていますが、うち2本が歯周ポケット深さ8㎜の重度歯周病と診断されています。それでも殆ど自覚症状が無いため3ヶ月に一度は歯科医で歯石除去をして貰っています。毎日の歯磨きで汚れを落とすことが重要としてブラッシング方法等指導されています。歯周ポケット深さ8㎜の重度歯周病の歯磨き方法も指導されており、難しいですが、何とか抜歯を免れるため歯磨き努力を継続します。加山雄三氏85歳27本、デビ夫人82歳28本を見習います。 ○「絶対歯石を取ったほうがいい本当の理由」での歯石の話しはためになります。 以上:971文字
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