令和 4年10月 2日(日):初稿 |
○「”免疫力を高める腸内細菌”紹介-まえがき」の続きで、第1章「微生物を殺すことは自分たちの「健康」を放棄すること」を紹介します。人間は、常に病気の原因になるウイルス・細菌等微生物に囲まれていますが、簡単に病気にならないのはこれらに対抗・排除する仕組みである自然免疫・獲得免疫があるからの記述から始まり、以下、私なりの備忘録です。 ・人間の免疫力はなぜ弱くなったか 免疫システムは6億年の動物の歴史で失敗・成功を繰り返し受け継がれてきたもので、これにより人間は、本来は、病気になりにくいはず 食べ物で治せない病気は医者でも治せない-食物からタンパク・ビタミン等作っているのは腸内細菌 腸壁にある腸内細菌の棲家バイオフィルムで食物を受け取り分解合成しその栄養素を吸収する 植物の根が吸いやすい栄養豊富な土を細菌が作る-自然界では動植物の死骸・排泄物等有機物を細菌が土粒作ったバイオフィルムに埋め込みキレート化して栄養豊富な土になる ※動植物は土から生まれ土に帰ることを繰り返している ・ホルモンも神経伝達物質も材料を作るのは腸内細菌 主ににアミノ酸で構成されるホルモン(インスリン・オキシトシン等)・神経伝達物質(ドーパミン・セロトニン等)の腸内細菌がその材料を作っている 腸内細菌がいなければ栄養ができない ・腸内細菌を良い状態にして免疫力を高めるためには 風邪をひきやすいのは免疫力低下しているため-免疫力を高めるには腸内細菌のバランスと多様性が必要でそのために土壌細菌が重要 ※風邪の原因のほとんどはウイルスで、それ以外では細菌の感染 ※風邪のウイルスにはつねに接していても正常な免疫力があれば風邪をひかない ・消毒剤で死ななくなった細菌やカビ菌が耐性菌となる 消毒をすると様々な細菌やカビ菌が死ぬが、特に病原性のものは耐性菌となって生き残るものがあり、それを殺すための消毒剤投入でさらに病原性耐性菌が生まれるいたちごっことなる ・歯磨き粉の消毒剤で虫歯菌や歯周病菌が耐性菌になる 消毒をするといて欲しくない病原性菌が耐性菌になり却って生き残る-消毒剤入歯磨き粉でも同様で却って耐性菌となった虫歯菌・歯周病菌が生き残り、虫歯・歯周病が増える ・口の中を土壌細菌だらけにすると臭わない 歯をブラッシングして口を濯いだ後に土壌細菌を入れた水でクチュクチュして口の中を土壌細菌だらけにして飲むと翌朝は口の中はサラサラで臭いもなくなる 口の中に様々な細菌がいると臭わなくなる ※土壌細菌で検索すると飲める土壌細菌として「ソイラールプラス」等販売されているようです ・細菌を取り込み、腸内細菌のバランスをとる 自然界の動物はウイルス・細菌・カビ・寄生虫等微生物とと共生しているのに、人間は微生物を殺しまくり、環境が破壊され、病原性微生物が増加し、免疫力を低下させている 欧米では腸内細菌の研究が盛んで、土壌細菌に注目するところが出始めている 以上:1,192文字
|