令和 4年 8月20日(土):初稿 |
○私の父は87歳、母は94歳で亡くなりましたが、いずれも死亡時には重い認知症となっており、亡くなる5,6年前から介護施設に入り、亡くなる3年程前には私の顔も判らなくなっていました。私は、それほど長生きしたいとは思いませんが、普通に生活できる状態であの世に行きたい即ちピンコロで亡くなりたいと念願して毎日ストレッチ・筋トレ等健康維持に努めています。80歳を超えて生き、且つ、ピンコロで逝ければ本望です。 ○ところが、世の中には110歳を超えて生きている方が一定割合いるとのことで、110歳以上の高齢者を「スーパーセンチナリアン」と呼ぶそうです。「100歳以上を百寿者、105歳以上を超百寿者、110歳以上を「スーパーセンチナリアン」と呼ぶ。2020年の国勢調査の結果を見ると、百寿者は約8万人いるが、超百寿者は6515人と百寿者の8.2パーセントまで減り、さらにスーパーセンチナリアンは141人で、超百寿者の中の僅か2.2パーセントだ。」とのことで、日経トレンディ2022年5月号に2020年日本国内に居る141人の「スーパーセンチナリアン」について特集されています。以下、その備忘録です。 ******************************************** 「スーパーセンチナリアン」研究で分かった 元気で長生きのカギ 日経クロストレンド2022年04月25日 「老いない食事&ゆるトレ」を特集。究極の健康長寿モデルともいえるのが、110歳以上の高齢者である「スーパーセンチナリアン」。その人たちの特徴を知ることは、老いにくく元気に生きるヒントになる。慶応義塾大学医学部・百寿総合研究センターの研究から分かった「元気で長生き」のカギを紹介する。 厚生労働省が毎年9月の老人の日に発表する100歳以上の高齢者の数は、51年連続で過去最多を更新中だ。100歳以上を百寿者、105歳以上を超百寿者、110歳以上を「スーパーセンチナリアン」と呼ぶ。世界的な長寿国である日本においても、このスーパーセンチナリアンの数は決して多くない。 2020年の国勢調査の結果を見ると、百寿者は約8万人いるが、超百寿者は6515人と百寿者の8.2パーセントまで減り、さらにスーパーセンチナリアンは141人で、超百寿者の中の僅か2.2パーセントだ。 「超健康長寿」の3つの特徴 105歳超えに大きな壁があることが分かる。この壁を超える人たちにはどんな特徴があるのか。それを知ることは、老いにくく元気に生きるヒントになるだろう。この研究をしているのが、慶応義塾大学医学部・百寿総合研究センターの新井康通教授だ。 「スーパーセンチナリアンの最大の特徴は、100歳時点でも日常生活の自立が保たれており、百寿者の中でも特に健康寿命が長いことにある」と語る。 究極の健康長寿モデルともいえるスーパーセンチナリアンの医学的特徴は3つあるという。 1つは認知機能が保たれていることだ。 100~104歳で亡くなった人と105~109歳で亡くなった人、110歳以上まで長生きした人の、100歳時点での認知機能を比べると、スーパーセンチナリアンの認知機能が最も高かった。高齢になっても認知機能が保たれている人ほど、長生きの可能性が高いのだ。 2つ目は、心臓血管病になりにくいこと。 「もともと百寿者は動脈硬化が少ないと言われていたが、実際、血液バイオマーカーを調べた結果、NT-proBNP(神経内分泌因子)の血中濃度が低いほどスーパーセンチナリアンに到達する可能性が高いことが分かった」と新井氏。NT-proBNPは心不全の診断にも使われるもので、心臓の働きが悪くなると数値が上がってくる。 「心臓の働きが悪くなると腎臓の機能も低下する。また、糖尿病や高血圧が適切に治療されずに腎臓が弱ると、心臓にも負担がかかるという悪循環がある。通常は加齢とともにNT-proBNPの数値が高くなるが、スーパーセンチナリアンはその上がり方が緩やか。心臓や血管の老化が特に遅いのが特徴だ」 3つ目は、フレイルになるのが遅いことだ。 フレイルとは加齢に伴って歩行速度が落ちたり、握力が低下したり、疲れやすくなったりするなどして体が弱り、外出する気力も低下して心身の活力が衰えた状態のこと。要介護になる原因の一つとされている。超百寿者やスーパーセンチナリアンは、こうした状態になる以前の健康寿命をより長く保っている。 以上:1,819文字
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