令和 3年 2月 1日(月):初稿 |
○「”生姜は冷蔵庫に入れないで”生姜の常温保存を求める記事紹介」の続きで、生姜の話題です。この記事は、生姜の保存方法についての説明ですが、生姜の効能について、石原結實先生著「免疫力がぐんぐんアップするカラダに効く食べ物」の備忘録です。 ○同著42~46頁に生姜について記述されていますが、生姜について400種の成分が万病に効く陽性食材として、効能は、強心・発汗・解熱・保温・抗潰瘍・血栓予防・抗うつ他万病に効果があるとして、効く成分は次の通りです。 ・シネオール-香り成分、利尿促進、コレステロール排出、便秘解消などの解熱に優れ、疲労回復、健胃作用など夏バテ解消 ・ジンゲロール-抗酸化、末梢血管血行促進、発汗、保温、肝臓機能促進など免疫力アップに効果を発揮する生姜の辛み成分 ・ショウガオール-血行促進、保温、鎮痛、抗潰瘍に効果があり、強力な殺菌力を持つ生姜の辛み成分 ・ジンゲロン-脂肪燃焼し基礎代謝を上げ、血液循環促進、保温効果を持つ生姜の辛み成分 ・ビタミンC-血中コレステロールを低減し生活習慣病を予防、筋肉に溜まった疲労物質の乳酸を分解し、疲労回復に役立つ ・アスパラギン-利尿作用 ・シメン-インフルエンザウイルスから体を守る ・シトラール-アレルギー反応を抑える ・デヒドロジンゲジオン-肝臓病治療 ・ミルセン-筋肉を弛緩しコリをほぐす ○生姜には特筆すべき栄養素は殆どないが、心筋の活力を高め、冠動脈を拡張させ血流を良くする強心作用、内臓の働きを活発にして体を温め、発汗・利尿を促し新陳代謝を高めるため冷えを解消し免疫力をアップする薬効成分が優れおり、「冷えは万病のもと」と言われる「冷え」を解消する万病の特効薬で、体を温める反面、発熱時には解熱作用も発揮し、高血圧にも低血圧にも効くという相反する効能が備わっている優れた食材とのことで、正に良いことずくめです。 ○食べ方のポイントは以下の通りです。 ・すりおろすなら、香り成分やビタミンCが失われないよう食べる直前に ・生姜の薬効成分は細かくすればするほど高まるので、すりおろすときは目の細かいおろし金を使う ・薬効成分は、皮の直ぐ下に含まれているので、皮を厚くむかず、スプーンなどで薄くこそげるようにする ・気にならなければそのまま皮付きですり下ろせば薬効成分が全て摂れる ・カリウムが豊富なそら豆、キュウリ、のり等を一緒に食べるとむくみ取りや便秘解消 ・牛肉や鶏肉との食べ合わせは疲労回復効果 以上:1,010文字
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