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”サウナは、百害あって一利なし”って本当でしょうか?

平成28年 4月 9日(土):初稿
○「"スポーツは、やればやるほど寿命を縮める"って本当でしょうか」に秋津壽男内科医師著作「長生きするのはどっち」のQ15の記述を紹介していました。この著作のプロローグには、「いかに、あなたが健康にいいと思っていることが誤っているかを実感できるでしょう。」と記載されているとおり、私のこれまでの思い込みがいかに誤っているかを痛感させられる記述が結構あります。そんなバカな、到底,信じられないとの記述が、「スポーツはやればやるほど寿命を縮める」との記述でした。

○私が好きだったことにサウナ入浴があり、秋保温泉等温泉旅館に行くと通常、大浴場に併設されているサウナに入るのが楽しみでした。汗が出てスッキリすると感じていたからです。平成20年頃でしたが、ヨドバシ仙台店で40万円の1人用サウナが展示されており、これを衝動買いして自宅にサウナを設置し、しばらく使用していたこともありました。

○また、「筋トレ後のサウナ浴は禁忌?」に「ゴールドジム仙台に行って、1時間程度筋トレに励み、その後シャワーを浴びて、6分間サウナルームで身体を温めます。このサウナルームが、一番の楽しみになっています。」とも記載していました。しかし、「筋トレで、傷つき発熱した筋肉をサウナに入って熱を加えるなどもってのほか」との情報を得て、サウナを遠ざけるようにし、自宅サウナも1年ほど使用後解体・撤去しました。

○秋津壽男内科医師著作「長生きするのはどっち」のQ19には、こと日本的利用に限ってはと限定しながらも「サウナは百害あって一利なし」とズバリ記載されています。その理由は、サウナで大量に汗を出すことが極めて健康に悪いからとのことです。

○先ず、サウナで出る汗は、高温で急激に発汗するため、汗と一緒にナトリウム、カリウム、カルシウムなどの必須ミネラルも出てしまい、体に必要な塩分やミネラルの無駄遣いをするだけだとのことです。さらに高温サウナに入ると急激に血圧が上昇、心拍数が増加し、動脈硬化や高血圧を抱えている人、心臓病など循環器系疾患を持つ人、或いは免疫力の落ちている高齢者にとっては、サウナに入ることは自殺行為に等しいとのことです。

○特に二日酔いの際は、体が脱水症状を起こしているため、血液がドロドロで血栓が詰まる可能性が高いので更に危険性は高まるとのことです。体内に溜まった毒物を排出するデトックス効果も、汗からは殆ど期待できず、結局、「サウナは百害あって一利なし」と断定されています。但し、昔のフィンランド人のように、急激に高温で汗を出すのではなく、じっくり体を芯から温めるために利用するのは、良いそうです。どうやら100°近い高温で急激に発汗させるのが良くないようです。

○長嶋茂雄氏や西城秀樹氏がサウナ好きで有名だったところ、サウナに入りすぎて脳梗塞になったとの話しもネットに溢れています。「健康生活」と言うサイトの「サウナとビール好きは要注意!血液ドロドロになって命も危ない」とのページの「健康や美容に良かれと思って入るサウナですが思わぬ危険も潜んでおり特にサウナと水風呂、飲酒の3つが重なると危険は倍増し、死にまでいたることもあり、入り方を間違うと大きな危険が潜んでいる」との警告をシッカリ自覚します。
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