平成28年 3月22日(火):初稿 |
○先日、丸善で医者が書いた健康法に関する著作を立ち読みしたら、タバコと健康に関して、タバコと肺がんは無関係、タバコと寿命も無関係、50代までタバコを吸ってきた人は、無理してタバコを止めるとそれがストレスとなって健康に多いに悪影響を与えて寿命を縮めるので止めずに吸い続けた方が、健康にズッと良いなんて、タバコ嫌いの私には、とんでもないと思われる記述がありました。 ○確かに、タバコと健康に関しては、少数説と思われますが、根強いタバコ擁護説があります。ネットでも、「『受動喫煙=がん発症』は証明されていない!? 疫学調査や動物実験でも」のようなタバコ擁護記事があちこちにあります。この記事では、「因果関係が証明されていないのに、医者でさえ、たばこでがんになると信じている。たばこ有害説はもはや世界共通の宗教的信念だと言っても過言ではありません。実際には、非喫煙者にとって煙や臭いが不快だという好みの問題にすぎませんよね」と説明されています。 ○逆に、タバコの害に関する記述もネット上では溢れており、こちらの方が明らかに多数説と思われます。厚生労働省HPの「喫煙と健康問題に関する検討会」報告書(要約版)には、第2章「たばこの健康影響と依存性の証拠」要約には、 「たばこ煙の構成物質は約4000種類とも言われ、その中にはnitrosoamine類に代表される発がん物質を含む多くの有害物質が含まれていることが知られている。」、 「喫煙による全死亡リスクに基づいた試算では、1995年に我が国では約9.5万人が喫煙と関連した疾患により死亡したと推定されており、これは同年の自動車交通事故による死亡者数(約1.5万人)を大きく上回っている。」、 「喫煙の発がんリスクに関しては長年の疫学研究の結果を見ると、肺がん、食道がん、口腔がん・中咽頭・喉頭がん等多くのがんにおいて、喫煙によるがん罹患の相対危険度が2以上となるなどの結果が得られている。」、 「自分の意志とは無関係に環境中のたばこの煙にさらされ、それを吸わされることを受動喫煙という。近年受動喫煙の健康影響についての研究が進み、肺がん、虚血性心疾患等の疾患のリスクを上昇させることが報告されているとともに、胎児や乳幼児に対しても、乳幼児突然死症候群の危険因子となりうることが報告されている。 」 等々と明確にタバコが健康に害があることが断定されています。 ○タバコと寿命に関するネット上のデータを探していたところ、生活や実務に役立つ計算サイト”ke!+san”と言うサイトを見つけました。 ○ 以上:1,055文字
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