平成21年 2月10日(火):初稿 |
○「水 健康」とのキーワードでグーグル検索をかけると52万件の関連HPが出てきます。2番目に出てくるのが「厚生労働省:健康のため水を飲もう推進運動」で、健康のための水の飲み方として「のどの渇きは脱水が始まっている証拠であり、渇きを感じてから水を飲むのではなく、渇きを感じる前に水分を摂ることが大事です。水分が不足しやすい、就寝の前後、スポーツの前後・途中、入浴の前後、飲酒中あるいはその後等に水分を摂ることが重要とされており、枕元に水分をおいて就寝することも重要です。水分の摂取量は多くの方では不足気味であり、平均的には、コップの水をあと2杯飲めば、一日に必要な水の量を概ね確保できます。」なんて記述されています。 ○「水飲み健康法や水飲みダイエットで健康になろう!」にも「カラダにとって重要な水をたくさん補給することは、健康的な体作りに欠かせません。一日にカラダから出ていく水は、2リットル。ということは、最低でも2リットルの水を補給しなくてはいけません。 一日に飲む水の量は1.5リットルと言われています。 ですが、その2倍の3リットルの水を飲む習慣をつくると、細胞の老化を遅らせ、血液がサラサラになります。」の記述から始まりあたかも水が健康の万能薬的に記述されています。 ○ところが最近購入した石原結實医師著「『水分の取りすぎ』はこんなに恐い」によると「水分の取りすぎは万病のもと」として上記水信仰真っ向から反論しています。石原著によると ・雨も降りすぎれば水害を起こすし,植木に水をやりすぎれば値腐れを起こす ・大気中に水分が多い(湿度が高い)と不快指数が上がる ・体外に水分が多いと不快なのだから,体内に余分な水分が入れば更に不快になるのが当然 と誠に論旨明快なたとえで、飲みたくもない水分を、無理に、やみくもに摂ることがいかに体に悪いかを説いています。 ○同著13頁には、水分が体内に多いときのサインとして 涙が多い、舌がボテッとしている、下腹ポッコリ、下半身デブ、むくみ、鼻水が多い、二重あご、下痢しやすい 等の症状が記載されていますが、数年前の私自身にピッタリ当てはまります(^^;)。いまでも完全に解消された訳ではありませんが、これらの症状が水分の取りすぎのせいとは全く予想外でした。 ○この石原著によると水は冷えをもたらし,冷えは腰痛等各種神経痛をもたらし、「水」、「冷」、「痛」は相互に関連する三角関係にあり,冷えは万病の元で、その冷えをもたらす水分の取りすぎがその元凶で、現代人がかかえる様々な身体的不調,病気は水分の取りすぎが原因と言っても過言ではないと断定されています。 ○水と健康との関係について上記「水飲み健康法や水飲みダイエットで健康になろう!」の記述との余りの違いに、素人は如何に考えるべきか迷うところです。 以上:1,155文字
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