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2021年10月01日発行第302号”弁護士の猫と犬”

令和 3年10月 1日(金):初稿
横浜パートナー法律事務所代表弁護士大山滋郎(おおやまじろう)先生が毎月2回発行しているニュースレター出来たてほやほやの令和3年10月1日発行第302号「弁護士の猫と犬」をお届けします。

○弁護士の犬派と猫派の話しというので、犬派と猫派の弁護士の違いが論じられるのかと思ったら、犯罪になる結婚詐欺と犯罪にならない結婚詐欺の話しや、同性婚や一夫多妻・一妻多夫の話しまで発展されています。

○我が家では、猫を雄雌二匹飼っていますが、雄の方が身体が弱く、ここ半年ほど毎週末早朝に自動車を運転して自宅から15~20分ほどのところにあるどうぶつ病院に通院しています。お陰で自動車運転技術がスッカリ回復し、自分で自動車を運転することが苦にならなくなりました。

○我が家で通院している獣医さんは、愛想が良く丁寧に診察してくれるので大変繁盛しています。次々に患者の動物が訪れるのですが、犬と猫どちらが多いかというと、犬の方が多いように感じます。患者は、殆どが犬か猫で、それ以外のウサギやハムスターなどはあまり見かけません。待合室で感じることは、犬の飼い主でも猫の飼い主でも、いずれも動物に強い愛着を持っているということです。

○犬派の性格は社交的・活動的で、猫派は、内向的・繊細・心配性等の特徴があるなんて解説があり、猫派の性格は私に関してはピッタリです。猫は犬に比べて毎日の散歩等は不要で、手間がかからないことから、猫派は、ズボラ派が多いようにも思われます。

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横浜弁護士会所属 大山滋郎弁護士作

弁護士の猫と犬


世の中には、「猫派」と「犬派」の人がいるんだそうです。私なんかには、どちらも同じ「ペット」としか思えないんですが、そういう人たちからすると、猫と犬は全く違うものであり、同じに考えるなと怒られてしまうのです。

ところが、この猫と犬が同じか、違うかの問題は、法律の世界でもあるのです。法律の入門書なんかで説明されています。例えばお店に「犬は入店お断り」なんて書いてあったとします。この場合、犬がダメなのは分かりますが、猫はどうなのか書いてありません。犬は吠えたり噛みついたりするからダメだが、猫は大人しいからOKという考えもあります。一方、動物は不潔かもしれないから、犬がダメなら猫も当然ダメだという考えもありえます。法律で全てを規定することはできませんから、様々な場面で、猫と犬を同じに扱うのか、違って扱うのか、判断せざるを得ないわけですが、これがとても難しいのです。

一般人から見たら、とても似た事例のように思えるのに、法的な結果は全く違ってくることもよくあります。例えば先日、徘徊老人が線路に立ち入り、電車に轢かれたなんて事件が、テレビで解説されていました。この場合、遺族は鉄道会社から、巨額な損害賠償を請求される恐れがあります。一方、徘徊老人が高速道路に立ち入り、自動車に轢かれた場合は、賠償請求されるどころか、自動車保険から何千万円のお金が遺族に支払われます。電車と自動車で、何だってこんなに違ってくるんだろうと、不思議に思う人も多いのではないでしょうか。ただ、この辺はある意味法律家にとっては常識ともいえることです。猫(電車)と犬(自動車)は、この場合全く別物として扱われるということです。仮に私が徘徊老人になったときは、鉄道沿線から幹線道路の近くに引越すように、家族にはよく伝えおきたいと思うのです。(おいおい。。。)

刑法の中の犯罪でも、猫と犬の問題はあります。人を脅して物を奪うのは強盗罪ということで、重く処罰されています。同じように、人を脅して無理やり関係を持つのは強姦罪ですね。こちらも当然ですが、強盗と同じく重く罰せられます。猫(強盗)と犬(強姦)は、同じように扱われているわけです。一方、人をだまして物を取ると詐欺罪ということで処罰されますよね。ところが、例えば「結婚する」と相手を騙して性的関係を持つ場合は、特に犯罪とされていません。一般の人の中には、こういう場合に「結婚詐欺」になると誤解している人も居ますが、そんなことありません。結婚詐欺というのは、結婚すると騙して財物等を取る犯罪です。性犯罪は近時非常に処罰が重くなっているのに、だまして行う場合は犯罪にもならない。この点に関しては、女性問題に熱心な弁護士達も、特におかしなことだと問題提起していませんが、私としては少し不思議な気もします。

話は変わりますが、少し前に、同性間の結婚を認めないのは憲法違反だなんて判決が出ました。私が学生だった頃には、考えられないような判断です。しかし同性間での結婚を認めるとなりますと、いったいどこまで結婚を認めないといけないのか気になります。今の法律では、義理の親子関係にあった者は結婚できません。これなんか、同じように憲法違反になるようにも思えます。一夫多妻や一妻多夫の場合も、当事者全員がそれでよいと言っているのに、国家が結婚を認めないのは憲法違反かもしれません。そこまで行きますと、実の親兄弟でも、結婚ができないのはおかしいという議論まで出てきそうです。そんな社会にはなって欲しくないですし、現実にそうなるとも思いません。しかし、猫が良いなら、犬は何故ダメなのかということは、常に問題となりえるのです。

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◇ 弁護士より一言

英語でcats and dogsというのは、「暴風雨」という意味だと、遠い昔に英語の授業で習いました。犬と猫が集まると大騒ぎになるという説があるそうです。自宅の庭に、ノラ猫が遊びに来ます。たまにハクビシンとタヌキもやってきて、夜中に屋根の上で大騒ぎをしています。幸い犬は来ませんが、動物たちが集まると大騒ぎとなるのだと、実感しているのでした。
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