平成17年 7月 9日(土):初稿 |
小松先生の日記にリンクされていた法科大学院日記を見ました。 みんなざっくばらんに書いているんですね。私は少し固すぎかな?なんて思いました。 小松先生が笑ったという「ロースクールのもう一つの顔,それは『別れさせ屋』」についてですが,確かにロースクールにはそういった一面があることは否めないと思います。 かくいう私もそのうちの1人…(^^;) 別れる事情はカップルそれぞれにあると思いますし,一概には言えません。そこで,そのうちの1人である私の一意見として受け止めて欲しいのですが… 私が別れた原因は,おこがましい言い方ですが『会っても心から会っている時間を楽しめないこと』でした。付き合っている相手と会っていても,その時間に他のロースクールの仲間が勉強しているかと思うと,置いていかれるような気持ちになって,どうにも会っている時間を純粋に楽しむことができないんです。 「最近一緒にいても笑わなくなった」と嘆かれました。 ロースクールの仲間と一緒にいるときは,『みんなも勉強していないから少しくらい息抜きしても良いかな?』と思って楽しく遊んだりできるのですが,付き合っている相手と会っていると焦る気持ちが前面に出てしまい,気まずい雰囲気になったりして…。それで少しずつうまくいかなくなりました。自分勝手すぎますが,私はそれが原因で別れました。 予習や課題,司法試験の勉強に追われ,同じ夢を目指す人々を目の当たりにして知識の差を感じ,精神的に追い詰められて,相手を思いやれなくなったことが最大の原因かと思います。 どんなときでも心のゆとりを忘れずに生きたいものです。 ところで,今週は5日に「民事行政裁判演習」,6日に「刑事裁判演習」の試験がありました。 「民事行政裁判演習」は,訴訟記録を渡されてそれを要件事実的に(訴訟物)(当事者の主張)を起案するものでした。土地の所有者が,土地を資材置き場として占有している者に対し,資材を撤去して土地明渡しを請求する事案で,相続や売買契約の特約や代物弁済などが絡み,骨の折れる問題でした。 「刑事裁判演習」は,それまでの授業で使用してきた事件記録教材(殺人未遂事件)を基に,判決の(主文)と(罪となるべき事実)と(争点に対する判断)を起案しました。 来週も12日と13日に同じ科目の試験があります。 12日の「民事行政裁判演習」の試験は(訴状の起案)です。*何の事件かは当日までわかりません。これまで要件事実ばかりやってきたので,訴状は起案したことがなく,どのように周辺事情を織り込むか,これから勉強しなければ…(><) 13日の「刑事裁判演習」の試験はまだどのような問題が出るかは分かりません。ただ,司法研修所記録教材(窃盗被告事件)の持込可となっているので,それに関連した問題だとは思うのですが,一体何を起案することになるのか・・・。 11日には「少年法・刑事政策」の課題を提出しなければなりません。 課題は模擬事例(強制わいせつ,監禁,わいせつ略取,同未遂)の処遇決定の審判書を3600字以内で起案する,というものです。 当日の授業を聞いて,再検討し,手直しした審判書を7月25日に提出し,それが最終的な成績評価につながります。 日記を書かなかった6月も,毎週課題を抱える状況で,多いときには4つか5つ抱えていました。 3年生はしんどいです…(TT)。 以上:1,380文字
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