平成27年12月25日(金):初稿 |
○国家公務員の労働災害に関する解説書を探しているのですが、なかなか見つかりません。国家公務員の労働災害による後遺障害等級は、労働者災害補償保険法での後遺障害等級と同じです。その根拠法令を探し、国家公務員災害補償法の規定を探していたら見つからず、国家公務員災害補償法規則があるのだろうと探しても見つかりません。 ○法律はいつも「法庫」で探し、IEの「お気に入り」に整理しており、相当数の法律を「お気に入り」に登録していますが、現在は、フォルダを民事・商事・労働・家事・福祉・公法等のフォルダに分けて法律を整理しています。国家公務員災害補償法をよく見ると第13条に「障害補償」が規定されています。 第13条(障害補償) 職員が公務上負傷し、若しくは疾病にかかり、又は通勤により負傷し、若しくは疾病にかかり、治つたとき次項に規定する障害等級に該当する程度の障害が存する場合においては、国は、障害補償として、同項に規定する第一級から第七級までの障害等級に該当する障害がある場合には、当該障害が存する期間、障害補償年金を毎年支給し、同項に規定する第八級から第十四級までの障害等級に該当する障害がある場合には、障害補償一時金を支給する。 2 障害等級は、その障害の程度に応じて重度のものから順に、第一級から第十四級までに区分するものとする。この場合において、各障害等級に該当する障害は、人事院規則で定める。 ○上記の通り、「各障害等級に該当する障害は、人事院規則で定める。」とあり、この人事院規則を「法庫」で探すも掲載されていませんでした。そこでネットで探すと、「http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S48/S48F04516000.html」が出てきましたが、この掲載サイトを探すと「電子政府の総合窓口e-Gov[イーカブ]」と言うサイトが見つかりました。 ○この「電子政府の総合窓口e-Gov[イーカブ]」の「法令検索」には以下の法令が掲載されているとのことで、現在の日本の法令を殆ど網羅していると思われます。残念なのは、縦書きの漢数字のまま横書きにしていることです。漢数字は横書き算数字にして貰いたいのですが。 憲 法 1 国の最高法規 法 律 1958 法律とは、一般に、日本国憲法の定める方式に従い、国会の議決を経て、「法律」として制定される法をいう。 (当システムでは、太政官布告※1件(爆発物取締罰則)を法律に分類しております。) ※太政官布告とは、明治維新から明治18年に内閣制度ができるまでの間に置かれていた最高中央官署である太政官が制定公布した法形式。 政 令 2109 政令とは、内閣の制定する命令をいう。 (当システムでは、太政官布告6件(褒章条例、勲章制定ノ件 等)を政令に分類しております。) 勅 令 75 勅令とは、旧憲法時代、天皇によって制定された法形式の1つ。 (昭和二十二年政令第十四号「日本国憲法施行の際現に効力を有する勅令の規定の効力等に関する政令」により、政令と同一の効力を有するものとされております。) 府令・省令 3700 府令とは、内閣総理大臣が内閣府の長として発する命令をいい、省令とは、各省大臣が発する命令をいう。 閣 令 11 閣令とは、旧憲法時代に内閣総理大臣が発した命令をいう。 (当システムでは、閣令は「府令・省令」に分類しております。) 規 則 337 規則とは、内閣府及び各省の長以外の他の行政機関が発する命令をいう。 (当システムでは、規則は「府令・省令」に分類しております。) 計 8191 以上:1,470文字
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