平成27年 6月12日(金):初稿 |
○弁護士業務では、日常的、頻繁に不動産登記情報が必要になります。そこでネットで利用できる「登記情報提供サービス」はいちいち法務局まで行かなくて済む大変有り難いもので、正に日常的・頻繁に利用しています。ところが、これまでは、この登記情報提供サービスでは、地番情報までは提供していませんでした。 ○地番とは、一筆(※筆:土地を数える単位)の土地ごとの番号のことで、不動産登記の際に使用し、市、区、町、村、字に当たる地域によって地番区域を定め、地番での住居表示は郊外の住所に多く見られ、一般的には○○町××番という形式で表示されています。 ○これに対し、住居表示とは、日本の住居に関わる法律に基づく住所の表し方で、建物一つ一つに番号をつけて表示し、一般的に都市部のたいていの住所は住居表示で○○町×丁目×番×と表示しています。地番は主に不動産や税金など公的に使う土地の範囲を表し、住居表示は郵送物などを配達する宛先など位置を表します。 ○地番と住居表示の違いは、ここに解説されています。田舎では、地番がそのまま住居表示としても使用されることがありますが、都市部においては一般的に地番と住居表示が異なり、住居表示は判っても地番が判らない場合が多くあり、不動産登記情報は、地番が判らないと利用できませんでした。 ○それが、今般、以下の通り、登記情報提供サービスに「地番検索サービス」が追加されることになりました。 日ごろから登記情報提供サービスを御利用いただき,誠にありがとうございます。○これは大変有り難いものです。地番を売り物にしたゼンリン地図が不要になります。サービスイメージは以下の通りです。 以上:1,204文字
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