平成28年 4月13日(水):初稿 |
○NHK連続テレビ小説「純と愛」にレギュラー出演してホテルウーマンでヒロイン・夏菜のクールな女上司、桐野富士子役を演じた吉田羊氏は私の好みの女性でした(^^;)。吉田羊氏は、「純と愛」を見るまでは殆ど知りませんでしたが、その後、興味を持ち、NHKの木曜時代劇などで見て楽しんでいました。 ○その吉田羊氏、平成28年4月11日発売「週刊ポスト」に20歳年下イケメンとの7日間連泊愛を報じられ、凄いバッシングを受けているようです。私なんぞは、40歳過ぎた女性が20歳も年下のイケメン男性を捕まえるとは、流石、吉田羊氏、大したものだとプラスの評価をしました。しかし、「怒りの矛先は当然、若いツバメを手に入れた吉田に対してですが、『最低のオバサン』『ただの肉食』『ファンに殺されるよ』などのひねりのない吉田バッシング」がなされているとのことです。 ○そこで、また、畏敬する谷沢永一先生著作「人間通」の「怨念」での「これからは政治家も経営者も芸能人も、およそ世に顕れでるほどの人は、性的奔放に対する集中砲火を避け得ないであろう。」との言葉を思い出しました。「しかし如何なる論法を以てしても抑えきれぬのが嫉妬である。人間はすべて何時でも僻んでいる。自分は損をしている、割を食ってる、と思いこんでいる。人間は怨念の塊である。」とはホントに核心をついた名言です。 ○乙武洋匡氏の不倫騒動も、未だ冷めやらぬ感じですが、私には、不倫した人を非難できるのは、あなた以外とはHしませんよと約束された配偶者だけであり、無関係な人が非難するはおかしいと言う感覚です(^^;)。乙武氏の場合は、まして、その配偶者が、自分にも悪い面があったと詫びているのだから、第三者がとやかく言うべきではないと思いました。ところが、配偶者に詫びさせたのが更に悪いと却ってバッシングの嵐となりました。不倫して、妻にまで謝らせることが出来る乙武氏に、更に嫉妬が高まったのでしょう。人間の嫉妬は、「げに恐ろしや」の一言です。 **************************************** 「最低のオバサン」吉田羊の“おつまみ愛”はアイドル界では重罪! アサ芸プラス / 2016年4月12日 17時59分 大騒ぎである。13年の大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)や、15年の月9ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」(フジテレビ系)などに出演。演技力にもそこそこ定評があり、俳優としても着実にステップアップしているHey!Say!JUMP・中島裕翔。 ところが、11日発売の「週刊ポスト」がスクープした中島の手つなぎデート、7日間にも及ぶ連泊愛を報じられた相手が、なんと年齢非公表ながら20歳の年の差だと言われる女優の吉田羊だったことで、なんともいえない空気が漂ってしまった。 2人は行きつけのバーで親睦を深め、最近になって急接近。中島が所属するジャニーズ事務所も吉田の所属事務所も交際を否定しているが、中島が吉田の家の合鍵を持ち、自由に出入りしている状態であると報じていることから、言い逃れするにもかなり無理がある状況だ。 しかも、2人とも独身の身。最近のゲス騒動と違い社会のルールには反していないだけに、ファンのフラストレーションがとてつもない状態だと女性誌記者も苦笑いする。 「もちろんネットなどのコメントは中島ファンを中心とした女性ばかり。怒りの矛先は当然、若いツバメを手に入れた吉田に対してですが、『最低のオバサン』『ただの肉食』『ファンに殺されるよ』などのひねりのない吉田バッシングに対し、その嫉妬ファンを『ブス』だの『ご愁傷様』など茶化す人たちまで現れて大変です。ですが全体的にはあまり吉田を罵倒しても虚しいだけというムードもまん延していて、何かの間違いだと必死に自分に言い聞かせているファンも多いようです。ジャニーズに恋愛禁止のルールはありませんが、吉田羊の肉食ぶりが暗黙の何かを飛び越えてしまった感はありますね。中島ファンの元気を完全に吸い取ってしまったスクープでした」 2人の年齢差から考えても、大恋愛の末に結婚までは至らないと見るのが当然。そんな、あきらかに人気女優が美少年をつまみ食いした“一時的”なムードもファンをイラ立たせているという。この歓迎されない“人気者同士”のお遊びの始末は、どういった形でとられるのだろうか?(田中康) ******************************************** 谷沢永一氏「人間通」の「怨念」から しかし如何なる論法を以てしても抑えきれぬのが嫉妬である。人間はすべて何時でも僻んでいる。自分は損をしている、割を食ってる、と思いこんでいる。人間は怨念の塊である。 殊に性をめぐる鬱屈は甚だしい。自分は性の極言を知らぬままに世を終えるのかも知れないと嘆いている。もっと奥底に達し得る筈だと夢想している。男という男は出来ることなら此の世の女すべてを知りたいと願っている。この程度で満足しなければならぬのかとお互い配偶者を心の中で憎んでいる。人間の性をめぐる怨念が解消される日は来ないであろう。ゆえに性の次元で自由を享受している奴は許せない。性的放縦に対する弾劾が何よりの憂さ晴らしとなる。 明治大正そして戦前昭和は段層社会であったから、社会的優位に立つ人物の放蕩は、身分は違うからと諦めの念を以て眺められた。戦後は段層社会が消滅したから、あらゆる人物が同じ平面の地続きに立つ同類と見なされる。遠慮と憚りが不必要となった。誰に対しても特権の一切を認めない。段層身分意識によって嫉妬心にはめられていた一応のたがが吹っ飛んだ。 この趨勢を反映し代表して暴露を旨とする報道(マスコミ)が発達する。これからは政治家も経営者も芸能人も、およそ世に顕れでるほどの人は、性的奔放に対する集中砲火を避け得ないであろう。社会的平等化に不可欠の必要経路である。言論の自由の副産物である。人間性の最も根深い怨念に発する趨勢であるゆえ、世に立つ者は身を慎む以外にないであろう。 以上:2,481文字
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