平成20年 6月10日(火):初稿 |
○平成11年6月に発行した鶴亀通信第5号の送付分「鶴亀通信第5号送付に当たってのご挨拶」で以下のように記載していました。 「ですから男とは、或いは女とはと言って一般論でまとめて論じることは危険です。 しかし、紛争を通じて男女を見つめていると、何かしら全ての男女に共通する面も見えてくることは確かです。共通面の一例は、前にも書きましたが、一般に「女々しい」のは男であり、毅然としているのは女であるとの感想です。このことは、不倫の現場においても感じられます。 男性に叱られることを覚悟で言うと、例えば妻以外の女性に心を移し、何としても妻と離婚したい男がいます。しかし、こんな男もその女性との間がうまくいかなくなると意外に簡単に妻の許に戻る傾向があります。 逆に妻が夫を嫌になって他の男の許に走った場合、たとえ他の男との間がうまくいかなくなっても夫の許に戻ることは先ずありません。女は一度決意すると、容易にぐらつきませんが、男は一度決意してもふらふらしています。男はよく言えば柔軟ですが、悪く言うといい加減です。女はこの逆です。」 ○この感想は、この文章を書いてから9年経過した現在も全く変わりません。現在も男女問題の相談は多いのですが、「女に比べて男は何と未練たらしいことか」と感じることが良くあります。 その違いについて、年文芸春秋平成116月号掲載の渡辺淳一氏と瀬戸内寂聴氏の「男の性、女の性はこんなに違う『源氏物語』エロス曼陀羅」と題する対談での、寂聴氏の「女の歓びは男の何十倍と言うけれども、その時の快楽はすごくても、それは忘れられる歓びなのね。体が覚えているというのは嘘ですよ。」という言葉に納得していました。 ○最近、以下の記事を見て、男の未練たらしさは、神の定めた宿命なのかと感じた次第ですが、男は、前記寂聴氏の言葉を噛み締め、女と別れたら完全に「忘れられる」ものとキッパリ諦める努力をした方が身のためかも知れません。しかし、人間悶々と苦しむ経験も必要で難しいところです。 ********************************************* 元恋人の携帯番号、女性より男性の方が「消去できない」5月15日16時14分配信 オリコン 携帯に別れた恋人の連絡先を残してる? 「総合」の結果 株式会社セガが運営する携帯電話サイト『ヒトカラ』が、10歳未満~49歳の5世代および、50歳以上の男女を対象に『携帯のアドレス帳に、別れた恋人の連絡先を残しているか?』との調査を行ったところ【消去している】が54.8%だったのに対し、45.2%が【残している】と回答。また、男女・世代別に見ていくと、全ての世代で女性よりも男性の方が別れた恋人の連絡先を消さずに、未練を残しているという興味深い結果となった。 【関連】 別れた恋人の連絡先残してる? 男女・世代別の結果 特に高い数値が出たのは、「10代男性」(49.7%)と「20代男性」(48.2%)で、約半数の人が、気持ちに整理をつけられずにいることがわかった。一方の女性は、全世代の結果を見ても【消去している】の方が上回っていることから、恋愛に対してハッキリ白黒つけておきたいというのが女心なのかも。 以上:1,328文字
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