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映画”野良犬”を観て-初めての鑑賞で若き三船敏郎氏美男ぶりに驚く

令和 5年 6月18日(日):初稿
○令和5年6月17日(土)フラメンコアンサンブル練習日でしたが、練習後映画鑑賞は、4KUHDソフトでの昭和24年制作黒澤明監督作品映画「野良犬」を全く初めての鑑賞をしました。4KUHDソフト黒澤明監督シリーズの一つです。私が生まれる2年前の昭和24年10月公開の映画ですから、戦後4年目で日本の戦後の状況が良く感じられる映画です。この時代の映像が4KUHDでどれだけ鮮明になっているか関心がありました。昭和60年代制作の「用心棒、「椿三十郎」、「天国と地獄」を4KUHDで鑑賞済みですが、流石に、映像の鮮明さ等昭和60年代制作作品に比べては落ちますが、昭和24年制作としては立派なモノと感じました。

○「日本映画において、ドキュメンタリータッチで描く刑事ものという新しいジャンルを開拓し、画期的な作品として、その後の同系作品に影響を与えた」と解説されていますが、戦後の町並み・風俗等がシッカリと堪能できます。実際の試合映像を使ったとの入場者数5万人との巨人・南海戦が出てきますが、ダブダブユニフォームの選手達が時代を感じさせました。背番号16川上哲治選手がヒットは放つ箇所をハッキリ確認でき感激しました。

○主役村上刑事を演じた三船敏郎氏は1920(大正9)年4月生まれですから、この映画が制作された1949(昭和24)年は29歳です。「用心棒」等の昭和60年代の中年時代以降三船敏郎氏のイメージが強く印象に残っており、20代の三船敏郎氏は、初めての鑑賞で、中年の渋さは全く出ていませんが、若々しい三船敏郎氏は、その美男ぶりに驚きました。しかし、美男の優男(やさおとこ)と言う感じではなく、その目つき等迫力・存在感は十分で、後の大スター誕生を確信させるものでした。

○犯人と関わり合う重要な役どころの若いレビューガール女性が淡路恵子氏のデビュー作とのことですが、往年の淡路恵子氏の面影が全く無く、最後まで淡路恵子氏とは気付きませんでした。レビューガールのステージや楽屋風景が何度も出てきますが、蒸し暑さがムンムンと迫ってきます。レビューガールの衣装が中途半端なビキニ姿でパンツ部分がおむつをはいているようにも見えるところがご愛敬で、正に戦後間もない頃と実感できました。

○三船敏郎氏演じる新米刑事がピストルを盗まれるところから物語は始まり、志村喬氏演ずるベテラン刑事と三船新米刑事とのコンビで徐々にピストル窃盗犯を追い詰めていきますが、その過程のエピソードも心温まるものから憤激するものまで幅広く、最後の場面は緊迫の連続で大いに楽しめ、やはり、黒澤作品は、面白く楽しめるとの一言でした。

【ボクの映画鑑賞】野良犬/黒沢明/三船敏郎


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