令和 7年 8月10日(日):初稿 |
○令和7年8月9日(土)は、午前7時50分からTOHOシネマズ2番シアターで映画「長崎 閃光の影で」を鑑賞しました。聴覚障害者の私はセリフが聞き取れないため、邦画は日本語字幕付でないと鑑賞できません。話題の映画「国宝」も日本語字幕付で観たくて仕方がないのですが、封切り当初1回だけ日本語字幕付上映があったのを観はぐり、その後は、日本語字幕付がなくなったため未だに鑑賞できません。たまたま映画「長崎 閃光の影で」が日本語字幕付で上映されていたため鑑賞しました。 ○映画コムでは「1945年夏、原爆投下直後の長崎を舞台に、被爆者救護にあたった若き看護学生の少女たちの姿を描いたドラマ。原爆被爆者の救護にあたった日本赤十字社の看護師たちが被爆から35年後にまとめた手記をもとに脚本が執筆された。」と解説されています。 ○日本語字幕付ですが、補聴器はつけずに自分の生の耳で音声を聞くため「聴覚補助用ヘッドフォン」を借りたのですが残念ながら2番シアターでは利用できませんでした。8月9日(土)は、午後6時15分から映画「ジュラシック・ワールド 復活の大地」も5番シアターで鑑賞しましたが、こちらは「聴覚補助用ヘッドフォン」を快適に利用できました。シアターによって利用できないものがあるのが残念なところです。 ○映画「長崎 閃光の影で」ですが、原爆の惨状のリアルな再現を期待して鑑賞しましたが、残念ながらリアルな再現とは思えない、ソフトな映像でした。グロテスクなリアル惨状の再現を避けたと思われます。原爆被害者を収容した救護施設での被害者の状況は、一目で「こんなものではなかったでしょう」と言えるものでした。10数年前広島の原爆資料館で垣間見た被害者の焼けただれた衣服等やTV等で放映された原爆直後の被害者の状況とは相当かけ離れていました。収用された被害者の衣服が妙に新しく、終戦間近の耐久生活中の服装には見えませんでした。 ○「原爆被爆者の救護にあたった日本赤十字社の看護師たちが被爆から35年後にまとめた手記」を元に脚本が執筆されたとありますが、赤十字社看護婦長の朝鮮人被害者女性に対する赤十字の名を汚すような態度等ホントにそうだったのかと疑問が残るシーンもありました。エンドロールでそのような態度はなかったと弁解していましたが、それなら何故あんな不快なシーンを挿入したのかと疑問を感じるものでした。 ○主人公の3人の看護学生は年齢が15,17歳とまだ若いのですが、3人の意見が分かれて口論になったシーンも、違和感ばかり感じて感情移入ができませんでした。結論として、残念ながら期待した感動を得られないまま映画は終わりました。 決して忘れられない日々がある。【7.25(金)長崎先行公開/8.1(金)全国公開】『長崎-閃光の影で-』予告篇 以上:1,152文字
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