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映画”真実の行方”を観て-衝撃のラスト・二重人格演技に驚嘆

令和 6年 8月 5日(月):初稿
○令和6年8月3日(土)は、ツルカメフラメンコアンサンブル定期練習後、恒例となっている映画鑑賞として、最近購入した4KUHDソフトで映画「真実の行方」を鑑賞しました。昔、法廷モノ映画の名作と聞いて一度は鑑賞していた記憶ですが、実際鑑賞してみると、記憶あるシーンは全くなく、初めての鑑賞でした。映画コム解説では「野心家の弁護士が担当した、ある事件の顛末を描く法廷サスペンス。意外性に富んだストーリーの妙と、それを生かす巧みな演出と演技が見もの」とされています。

○人格者と言われている大司教が自宅で全身をナイフで切り刻まれて惨殺され、その犯人として逮捕された19歳の若者を主人公のリチャード・ギア氏演ずる野心家の弁護士が無償で私選弁護を引き受け、かつての部下で恋仲であった女性検事との法廷対決を描いたものです。犯人役は、レオナルド・ディカプリオに決まりかけた役を射止めて本作でデビューしたエドワード・ノートン氏です。この映画は氏のデビュー作と言うことですが、二重人格者の演技ぶりに驚嘆しました。

○主人公の弁護士が、大司教の惨殺という話題性が強く注目を浴びていた事件と言うことで無償で私選弁護を引き受けるのは、弁護士自身が注目を浴び、自身の宣伝になることで引き受けたようです。私のような奥ゆかしい人間には到底考えられない行動です。アメリカではこのような弁護士が実際多いのかも知れません。アメリカにも国選弁護人制度がありますが、国選弁護人は事件に熱心に取り組まないように描かれています。日本では、建前上は、国選でも私選でも同様に誠実に取り組むことになっており、実際、国選でも私選と同様に熱心に取り組む弁護士が多く居ると思っています。

○アメリカと日本の制度の違いと思われますが、この映画で弁護人がおそらく立入禁止となっている殺人現場の大司教の部屋に入り、中を自由に見分していたのには驚きました。日本では、考えられません。またアメリカの陪審制度で有罪・無罪の判断は陪審員が行いますので、法廷の横に並んでいる陪審員に向かって主張内容が良く説明するシーンが多く挿入され、日本の裁判員制度での裁判員と陪審員との違いが実感できました。また裁判途中で、裁判官が検察官・弁護人と協議するため裁判官室に招き入れお酒を振る舞うシーンがあり、日本との裁判制度の違いがよく判る映画です。

○裁判の結論が出たラストの更にラストに衝撃の結末が出てきますが、このような状況で弁護人はどのように対処すべきか考えさせられる映画でした。衝撃のラストの結末は観てのお楽しみです。

【懐かしいCM】映画「真実の行方」 リチャード・ギア ローラ・リニー ジョン・マホーニー アルフレ・ウッダード フランシス・マクドーマンド エドワード・ノートン 1996


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