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ロシアのウクライナ乗っ取り計画は米国テキサス乗っ取りと同じ?

令和 4年 4月 3日(日):初稿
○ロシアプーチン大統領によるウクライナ侵攻でのウクライナ市民虐殺に関する連日のニュース報道には、今の世にこんなことが起こるのかと、暗澹たる思いにさせられます。しかし、ウクライナ市民虐殺のような理不尽な無辜の民虐殺は、近いところではミャンマー軍事政権によるものやシリア等、よく見れば、今の世にも理不尽な虐殺は、世界の彼方此方で行われており、このような大量殺戮のなくなった戦後日本は、ホントに平和で良い国だと実感します。

○日本国内での領土のぶんどり合戦は、戦国時代までは盛んに行われていました。島国の日本国家として一つにまとまった後は、地続きの他国はなく、地続きの他国の領土までのぶんどり合戦の経験はなくなりました。そのため殆どの日本国民は、ロシヤによるウクライナ領土ぶんどり合戦等地続き他国領土ぶんどりについては、何故そこまでするのかと、そのぶんどり意欲が実感が湧きません。しかし、地続きの欧州、北米等では、国通しでの領土のぶんどり合戦が歴史でした。

○アメリカのテキサス州について、今のロシア・ウクライナ騒動と同じという高山正之氏の興味深い記事を読みました。アメリカのテキサス州は、面積69万6241㎡で日本の2倍近い広さに約2914万人が住んでいます。このテキサス州は、アメリカに帰属する前はメキシコ領だったのですね。メキシコ領になるまでに6つの国に支配されたと言うことで地続きの大陸では、領土ぶんどり合戦の繰り返しでした。

○このテキサス州をアメリカがメキシコからぶんどった経緯が、現在、ロシアがウクライナの全部または一部をぶんどろうとした経緯とよく似ているとした高山正之氏の記事を以下に紹介します。プーチン大統領を擁護する気持は全くありませんが、プーチンなりに今度の戦争に理屈はあるとのことです。

米国人が崇める神ヤハウエは強欲の塊だった。
東部13州だけじゃ狭いと神は不満を垂れ、周りをどんどん取れと米国人に命じた。いわゆるマニフェストディスティニー(神聖な使命)だ。
で、米国人は隣のメキシコ領テキサスに目を付けた。
手順はまず腰を低くして入植を乞い、地代も払いますと約束した。

メキシコは受け入れ、ただ「我が国は米国と違って民主国家だから奴隷 はダメです」と諭した。
それで2万人余が入植したが、彼らは地代も払わず、おまけに5000人もの 黒人奴隷を入れていた。

メキシコ大統領サンタアナが約束違反を責めると入植者は「ではテキサスの独立を住民投票で決める」と言い出した。
この地のメキシコ人住人はたった4000人。奴隷票だけでも独立できた。サンタアナは怒る。独立派が籠るアラモ砦を包囲し2週間の猶予後、攻撃して200人を殺した。

その間、米国は仲裁も救援もせずにとぼけ通し、全滅の知らせを受けると「リメンバー・アラモ」を叫んで大軍を送り込んだ。米軍はサンタアナを捕え、その命と引き換えにテキサスを手に入れた。

日本より広大な領土を200人見殺しで入手するのは悪い話じゃないと強欲な神は言ったものだ。バイデンがロシアのウクライナ侵攻を予言し、それが当たった。

半分認知症の彼でもそこまで読めたのは、実はプーチンの作戦がアラモと同じ手順を踏んでいたからだ。
発端はウクライナ領内のロシア人地区ドネツク、ルガンスクでウクライナからの独立を問う住民投票が行われ、賛成多数で独立が宣言されたことだ。

ウクライナ政府は怒ってサンタアナと同じに軍を出し、独立派の勝手を抑えた。それで1万余のロシア系住民が殺されている。ここまではアラモと同じ展開だ。で、プーチンは「リメンバー・ドネツク」を叫んで攻め込んだ。

バイデンは「我が国がテキサスを取ったのと同じ手法だ」と思ったわけだ。ただサンタアナに当たるゼレンスキーは未だロシアの手に落ちていない。つまりアラモ通りにはいかなかったのが現状だ。

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