令和 2年 4月29日(水):初稿 |
○令和2年4月26日(日)午後は、ツルカメ第二スタジオに設置した大画面TVで、映画「ジュマンジ」と「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」UHD版を連続鑑賞しました。「ジュマンジ」は、令和2年からは25年前の平成7(1995)年の作品で、当時、ハイビジョンLD版を購入して、旧宅AVルーム120インチ大画面で何回か鑑賞していました。 ○「ジュマンジ」は、今は亡き名優ロビン・ウィリアムズ氏が主演したことは良く覚えているのですが、映画が始まって、ストーリーを殆ど忘れているのにガッカリしました。次の画面の展開が全く覚えておらず、初めて観る映画の感覚でした。出演者の2人の子役や恋人役の女性の顔は微かに記憶が残っていましたが、どういう訳か、もっとも強烈に記憶に残っていたのは、主人公を執拗につけ回す初老のハンター男性でした。ただ、このハンターの行動展開も殆ど覚えていませんでした。このゲーム世界のハンターを演じた役者が現実の世界の重要人物と二役を演じていることもすっかり忘れていました。 ○私が年取って記憶力低下が進んでいるせいもあるでしょうが、20年以上経過すると人間の記憶は殆ど当てにならなくなることを実感しました。23年前の「ジュマンジ」は、登場する動物等に当時最先端と言われたCGが駆使されています。現在の映画のCGと比べると相当精緻さは見劣りしますが、精緻極まる現在のCGと比較すると、その精緻さの劣る面に、可愛らしいというか、なんとなくホッとする感もありました。 ○25年前の「ジュマンジ」を観て、続けて2年前平成29(2017)年の「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」を観ると、一見して感じるのは、映像解像度の違いです。明瞭感がまるで違い、撮影カメラ性能が遙かに向上していることが一目瞭然です。しかし、映像技術の発展で映像が鮮明・精緻になることが、映画の感動・感激を深めるかというと、そうでもないようです。 ○25年前の「ジュマンジ」は、最後にゲームから現実に戻ったとき、未来から現代に戻ったときに歴史がひっくり返っている「バック・トウ・ザ・フューチャー2」と似たような感動を覚えました。ところが、2年前の「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」も多少ゲームから現実に戻ったとき、多少、歴史は変えられていますが、余り感動は感じられませんでした。「ジュマンジ」、「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」両者比較してみると、やはり、オリジンの前者の方が、物語として味わい深く、厚みがあると感じました。いずれも呪われたゲームですが、ゲームの呪いの程度が前者の方が深く心に刻まれます。 以上:1,094文字
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