平成18年 5月24日(水):初稿 |
○私は平成11年4月から平成17年3月まで2期6年間陸自東北方面隊オピニオンリーダーを仰せつかりました。オピニオンリーダーとは防衛庁が行う広報活動の一環として、市民一般の方々に防衛問題等についての理解を深めていただくために一般市民の中から社会の指導的役割を果たしている人をオピニオンリーダーとして選任し一般市民の方々と自衛隊の架け橋的役割を担って貰うというものです。 ○東北方面隊は常時30数名のオピニオンリーダーが選任されており、私の同期は18名で職業は、大学学長、大学教授、医師、各種民間会社社長等役員等で又年代は40~60代で社会で指導的役割を果たされている方が殆どで、気の弱い私はちと気後れしたものでした。 ○オピニオンリーダーには①日米安保の意義等理解、②危機管理意識特に極東情勢の変化に対する意識向上、③災害派遣・PKO活動の理解、④自衛隊に市民の声を反映させること等が期待されていると当時の説明パンフレットに記載してありましたが、殆ど期待に応えられず誠に申し訳なく思っております。 ○オピニオンリーダーになったお陰で自衛隊の重要行事のご案内を頂き来賓的に厚遇され、王城寺ヶ原での実弾演習、松島航空祭、富士総合火力演習、東北方面隊ブラスバンド定期演奏会、各種自衛隊式典等に招待されて比較的良い席で鑑賞できました。 ○実弾演習の凄まじい迫力に圧倒され、又松島航空祭での重量感溢れる機体が空を舞うブルーインパルス曲技飛行に感動し、音楽隊の躍動感溢れる演奏に心を躍らされ、大変、有意義な時を過ごさせていただきましたが、招待行事に熱心に参加するのも2期半ばくらいまでで、後半は殆ど行事にも出席しない怠慢で不出来なオピニオンリーダーに終わってしましました。 ○今回の西方対馬・佐世保研修は現役オピニオンリーダーのための行事です。しかしオピニオンリーダーを卒業しOBになっても現役時代と同様に各種行事の案内を頂いており、特に全国の自衛隊基地を巡る研修は、1回は参加したかったのですが、ウィークデイの数日間開催のため現役時代はどうしても日程が合わず参加できませんでした。 ○たまたま今回は5月27日に福岡大学で開催される交通法学会への参加を検討していたところ対馬・佐世保研修の案内を頂き、研修参加後福岡学会に続けて参加できることになり思い切って両方に参加を申し込みました。24日早朝自衛隊機で福岡まで移動するもので初の自衛隊機搭乗に心躍らせているところです。 以上:1,015文字
|