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元号”令和”雑感-違和感もすぐになくなるでしょう

平成31年 4月 3日(水):初稿
○昭和64年1月7日午後2時36分のニュースで当時の小渕官房長官による「平成」発表記者会見を見た時の、「平成」と言う元号の最初の感想は、「何と安っぽい」でした。「昭和」と言う元号にスッカリなじんでいましたので、ガラリと変わった語感に大変強い違和感を感じました。

○平成31年4月1日、午前11時40分の菅官房長官による「令和」発表記者会見を見た時の、「令和」と言う元号の最初の感想は、「何と冷たい」でした。「令」は、にすい「冫」を加えると「冷」であり、「令和」で「冷水」、「冷蔵庫」、「冷夏」等「冷」を思い出し「何と冷たく」感じたのでした(^^;)。勿論、「平成」程ではありませんが、違和感も感じました。

○しかし、「平成」も使い続けると半年も経たないうちに違和感はスッカリなくなりましたので、「令和」も使い続けて半年も経てば違和感もなくなると思います。元号「令和」は「大化」から始まり248番目ということですが、国民主権の新憲法の基では、もっと国民が関与する形で決めても良さそうなものです。

○元号の決定過程について、菅官房長官記者会見では、起案者、他の元号候補等一切秘密とされましたが、以下の報道の通り、他の候補が5案あったようです。「英弘」は、「ひでひろ」という良くある人の名前のようで論外ですが、いずれも余りなじめず、他の元号案と比較すると「令和」が一番良いような気もします。

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「英弘」「久化」「広至」「万和」「万保」 新元号原案の全6案判明
毎日新聞2019年4月2日 11時21分(最終更新 4月2日 12時39分)


政府が「平成」に代わる新元号の候補案として1日の「元号に関する懇談会」などに提示した六つの原案に、新元号に決定した「令和(れいわ)」のほか、「英弘(えいこう)」「久化(きゅうか)」「広至(こうし)」「万和(ばんな)」「万保(ばんぽう)」の5案があった。政府関係者が2日、明らかにした。

関係者によると、「英弘」の出典は国書。「広至」は中国最古の詩集「詩経」からの引用で、国書にも典拠がある。「万和」は中国の詩文集「文選(もんぜん)」ともう一つの漢籍にも典拠がある。「万保」も漢籍が出典という。六つの案のうち3案は漢籍、3案は国書を出典としている。複数の関係者によると、国書は「令和」の出典となった万葉集のほか、日本書紀、さらに古事記もあるという。

政府は、3月14日付で学識者に新元号の考案を正式に委嘱。候補案を6案に絞り込み、1日の有識者9人による「元号に関する懇談会」、衆参両院の正副議長、全閣僚会議にそれぞれ提示した。

最終的には、安倍晋三首相が全閣僚会議で一任を受け、最も賛同が多かった「令和」に決め、続く臨時閣議で新元号を定める政令を閣議決定した。首相は1日夜のテレビ朝日の番組で「(懇談会の)全員から国書を選ぶべきだと意見があり、多くが令和を支持した」と説明した。

政府は令和以外の原案について、その数や内容、考案者を公表していない。しかし、委嘱した学識者は、万葉集研究で知られる中西進・大阪女子大名誉教授(89)=日本文学▽石川忠久・元二松学舎大学長(86)=中国文学▽池田温・東京大名誉教授(87)=中国史――らだったとみられる。関係者によると、令和は中西氏、万和は石川氏の案とみられる。【竹内望、野間口陽】


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元号使用漢字回数一覧

永:29、
元・天:27、
治:21、
応:20、
正・長・文・和:19、安:17、
延・暦:16、寛・徳・保:15、
承:14、
仁:13、
嘉・平:12、
康・宝・10、久・慶・建:9、
享・弘・貞:8、
明・禄:7、
大:6、
亀:5、
寿・万:4、
化・観・喜・神・政・中・養:3、
雲・護:2、
乾・感・吉・亨・興・衡・国・斎・至・字・朱・授・勝・昌・昭・祥・成・泰・鳥・禎・同・銅・白・武・福・霊・老・祚:1

以上:1,657文字

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