平成29年 8月 4日(金):初稿 |
○平成29年8月3日、第3次安倍第3次改造内閣が発足しました。発足に当たっての安倍総理は、「先の国会では、森友学園への国有地売却の件、加計学園による獣医学部の新設、防衛省の日報問題など、様々な問題が指摘され、国民の皆様から大きな不信を招く結果となりました。 そのことについて、冒頭、まず改めて深く反省し、国民の皆様におわび申し上げたいと思います。」と冒頭で発言し、謙虚な姿勢を示しました。森友・加計問題での支持率低下が相当堪えたようです。 ○弁護士の稲田朋美前防衛大臣の都議会選挙での自衛隊選挙応援発言には、これが弁護士の発言かと驚嘆・絶望しました。現時点で問題省庁として、文科省と並んで注目を浴びている防衛省のトップに我が気仙沼出身の小野寺五典氏が就任しました。この防衛省トップは、再度、稲田氏のようなスキャンダルが発生したら安倍政権の致命傷になりかねない重要ポジションです。 ○この注目ポジションに小野寺五典氏が就任したと言うことは、厳格な身体検査にパスしたことであり、「小野寺五典の秘書女性スキャンダルや評判は?公職選挙法違反も!?」、「首相が叱責…ASKAの女に異常接近していた小野寺防衛相(日刊ゲンダイ)」と言うブログ等で語られている過去の問題については、事実無根、問題なしと、判断されたと思われます。 ○小野寺五典氏が過去に「公職選挙法違反」で議員を辞任し、3年間浪人生活をしていたことは、公知の事実です。平成9年12月、彗星の如く現れ、初めての立候補で衆議院議員に初当選し脚光を浴びました。ところが、僅か2年後平成11年12月、公職選挙法違反で刑事被告人となり、議員を辞職し、3年間の浪人生活を余儀なくされました。この国会議員から刑事被告人となり、議員を辞職し、ただの人になったときの様々な経験は、人間として大きく成長させる糧となりました。苦労は買ってでもしろ、と言われますが、小野寺五典氏のこの時の経験した様々な労苦は掛け替えのない貴重なものだったと思われます。 ○「被災者大鍋屋本館小野寺五典議員奮戦中」記載の通り、我が郷里気仙沼が東日本大震災での津波で壊滅的な被害を受けたとき、いち早く、郷里気仙沼や同様に甚大な被害を受けた南三陸町等の被災地入りして、当時の菅内閣の無策ぶりに猛烈に抗議し、被災地復興のために、正に獅子奮迅の活躍をしたのが小野寺五典氏です。震災後、TVにも多数回出演して、被災地の実情と支援の必要性を訴え続けました。 ○小野寺五典氏は、河北新報の単独インタビューに再登板の気持として「日報問題、北朝鮮対応など多くの課題が山積する大変難しい時期だ。心には震災被災地の復興はようやく折り返しとの思いがある。これからが形になる大事な時期。そこに思いを寄せながら職責を果たす。日本のどこで災害が起きても国民の生命、財産を守る自衛隊であるよう被災地出身大臣として対応する」と基本方針を述べられています。私も、支援者の一人として、大いに期待しているところです。 以上:1,232文字
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