平成23年12月30日(金):初稿 |
○平成23年12月29日、秋保温泉ホテル瑞鳳で、前28日に引き続き、家族の忘年会を開催しました。平成23年は、郷里気仙沼から長姉夫婦(夫が婿養子)、多賀城からその長男夫婦子供2人、私の家族3人の9人だけの集まりとなりました。気仙沼市内介護施設に居る私の実母(90歳)は、歩行が不可能になり、介護度5に達し、長女の顔をたまに思い出すも、長男の私の顔は昨年夏頃から判らなくなっており、介護施設から出るのは不可能な状況です。東京の次姉夫婦子供は、平成23年10月の父亀治郎13回忌法要に参加し、夜は南三陸ホテル観洋で一緒に過ごしことから、忘年会は欠席でした。 ○これまで年末の秋保温泉ホテル瑞鳳での忘年会は私が招待して開催してきましたが、平成23年は事務所売上が減少し、果たして開催できるか懸念されましたが、無理して何とか実現しました。やはり、年に1,2回は、離れた場所に住む姉弟等家族が一緒に集まり近況を報告しあうことは必要と考えたからです。兄弟姉妹もそれぞれ独立して離れて生活をすると、殆ど連絡も取らなくなる例も多いのですが、折角、同じ父母の元に生まれ同じ家に育った縁を大事にしていきたいと思っております。 ○平成23年は東日本大震災という未曾有の災害が郷里気仙沼を含めた東北地方沿岸を襲い甚大な損害が発生し、間接的に我が弁護士稼業にも影響しました。郷里気仙沼では、居宅だけでなく仕事場まで奪われ、仕事を失い、或いは復興しても前年とは比較にならないほど売上が落ちているところが相当あります。しかし、我が稼業は結果的には平成23年比25%程度の売上減に留まり、何とか事務所忘年会、家族忘年会を例年通り開催できたことは、大変、有り難いことでした。 ○我が弁護士稼業売上は、平成20年をピークに下降線をたどっており、平成23年は東日本大震災の影響もあり、更に売上が下がりましたが,大震災後の売上激減による予想ほどは落ちませんでした。ここで粘り腰を見せて、平成24年は前年比売上相当程度の増加となるようあれこれ考えていかなければなりません。28歳8ヶ月目の昭和55年4月から弁護士稼業に入りましたが、各10年代毎の年間平均売上は、20代2年間年間約○万円、30代10年間約○万円、40代10年間約○万円、50代10年間約○万円と順調に売上を伸ばしてきました。しかし平成23年60台に入った後の10年間平均売上がどうなるかは今後の精進如何によります。60代は69歳まで10年間も弁護士稼業を継続するかどうかは現時点では不明ですが、せめて40代と50代の中間位の売上が維持できれば有り難いところです。 ○平成24年3月で我が弁護士稼業も丸32年経過し、同年4月からは33年目に入ります。この32年間は、振り返るとホントに恵まれていました。32年の内8割方は、既に古き良き時代になった弁護士の三大特権時代で、さしたる営業をすることもなく、食える恵まれた時代だったからです。しかし、この古き良き時代は既に過ぎ去りました。弁護士も他の職種と同じように厳しい営業活動をして、如何にして商売を成立させるかをあれやこれは、他の職種と同様に考えて実践していかなければ淘汰される時代になっています。 ○当事務所でも平成23年12月から初めての勤務弁護士を採用しましたが、これまで32年間で私自身が習得してきた弁護士技術を懇切丁寧に且つ厳しく伝えていき、この厳しい弁護士競争時代を耐え抜く弁護士に育っていって貰いたいと思っております。 以上:1,436文字
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