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大地震発生後9日目ーマンション管理人業務等で落ち着かず

平成23年 3月20日(日):初稿
○平成23年3月19日(土)もいつもの通り朝は5時前に起床しましたが、6時には管理人室に入り、6時からポンプ室内にあるB棟高架貯水槽への汲み上げボタンのスイッチを入れ、直ぐにB棟屋上に駆け上がり、高架貯水槽からの水漏れ具合を見分しました。前夜は午後5時45分から15分ほど給水しましたが、これによっておそらく午前2,3時頃まで水道は出るも、午前6時前には出なくなっており、高架貯水槽は空になっていました。

○高架貯水槽が空で水漏れがない状態から、給水を始めた後の時間経過による水漏れ状況を見分すると、当初10分間は、ポタポタ程度の小さなものでしたが、10分を経過するとボタボタと大きな音を立てて水漏れが酷くなりました。水が溜まる程度によって水圧が高まり、漏れる水量が多くなります。そこでポンプ室に戻り13分間の給水で停止しました。この13分間のB棟高架貯水槽へのモーターでの汲み上げでも午前11時過ぎまで給水は可能だったようです。

○昼の汲み上げは午前11時45分から15分程度行い、これで午後5時までの給水が出来、夜は午後5時45分から15分程度汲み上げると翌朝午前6時頃まで給水がなされました。これによって1日食事時間前3回各10数分の汲み上げで、ほぼ必要な給水は出来ることが判り、今後、管理人が復活するまで,臨時管理人の私が汲み上げボタンスイッチ押しと停止係を勤めなければなりません。

○高架貯水槽は、水量6.75tの容積ですが、半分くらいの高さの位置に排水口が設けられ、その貯水槽内部パイプが上部8~9割程度の高さのところで入水口が上向きで設置されており、この位置を超えた水はこの排水口から水が排出され、上部1,2割の高さ以上の水は溜まらない仕組みになっていました。ホテルのバスで浴槽からお湯が溢れないように上端から3分1程度下がったところに排水口が設けられているのと同じ仕組みです。また汲み上げボタンは,「自動」と表示されており、一定程度水が溜まると自動的に汲み上げが停止されるようです。臨時管理人を勤めたお陰で高架貯水槽の仕組みが少し判ってきました。今回の大地震でこの排水口から出ているパイプの一部が破損し水が大漏れするたため、排水口の高さまで水をためることが出来ない状況です。

○臨時管理人の仕事はこれだけではなく、3月19日は、台所の排水口への水の流れが悪くなり、仕舞には排水が浮き上がってきたとの、そしてその下の階から天井水漏れがあると連絡が複数階の住人から管理人室に寄せられました。たまたま大地震後地下室貯水槽不具合の応急工事に来ていた業者の方とその排水口不具合、天井水漏れのある部屋を訪れて、見分して、早期に応急工事をする段取りを取るなど管理人業務は結構大変でした。

○3月19日午前中は中央市場で取引が出来るとの友人が事務所を訪れ冷凍鮭一匹を始めとする魚介類と玉葱、大根等の野菜類を届けてくれ感激したところ、お昼頃ある病院に入院している身内の見舞いがてら町並みを見てきました。すると相当数の店が開いており、ラーメン店等でも営業を開始したところもあり、食品流通は相当程度回復しつつあることを実感しました。並ばずとも入れるコンビニがあり、缶ビール等購入しました。

○午後3時過ぎに、金港堂書店に地震災害関連書籍を購入に行くも閉まっていましたが、一番町サンロード街には臨時市場が置かれて野菜や海産物を売っており、並ばずとも買える状態でした。そこでほうれん草等青野菜と塩漬けワカメ等の海産物等色々購入して食材は相当確保できました。私自身が調理する必要がありますが、これを機会に昔挑戦して挫折した料理に再挑戦の意欲も少しばかり出てきました(^^)。
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