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平成21年衆議院総選挙民主党大勝利雑感

平成21年 9月 1日(火):初稿
○平成21年8月30日、大津墓参りから仙台に帰るため大阪伊丹空港発仙台空港行き最終便ANA機に搭乗しましたが、午後8時頃から機内のイヤホンでNHKラジオを聞いていました。聴覚障害者の私も、音量を最大にすると何とか一般のイヤホンを聞き取ることが出来ます。いつも思うのですが、特に公共交通機関においては、聴覚障害者のためにイヤホン音量を大きく設定して貰いたいところ、そこまでの配慮は殆どされていません。

○私は平成21年8月30日は仙台に居ないことがハッキリしていたため、10日程前に期日前投票を済ませていました。期日前投票は過去に2回ほど経験がありましたが、混むことは殆どなく投票待ちで並ぶなんてことはなく直ぐに投票できたと記憶しています。ところが平成21年総選挙の期日前投票においては、結構、混み合っていて投票するのに少々人が並んでおり、選挙への国民の熱意を感じました。

○マスコミ各社の事前予想では、民主圧勝でしたが、私自身はホントにそんなにうまく行くだろうかと、その予想に少々疑問を感じていました。私の事務所会議室を会場に開催している異業種交流会のライジングアップ平成21年テーマは「出会い」と決定され、平成21年会長県議A女子の企画で平成21年5月に衆議院議員立候補者として宮城2区の斎藤恭紀さんを招待してその立候補理由等の話をお伺いしたことがあります。

斎藤恭紀さんは、気象予報士として天気と暮らしを診てきた立場でしたが、その気象予報士としての天候と環境の関わり等を難聴の私にも十分に聴き取れる大きな声で、大変説得力を持ってお話しされ、若いのに大したものだと感心し、私が2区の投票権があるならば、是非、この人に投票したいと思いました。

○直接目の当たりでその話を聞き、人柄を感じた斎藤恭紀さんは、大いに期待を持ちましたが、民主党全体というと、右から左まで相当幅のある寄り合い所帯で果たして政権を取ってもまとまりを持ってやれるのだろうかと、それ程期待できるであろうかと言うのが一般国民の思いと推測していました。

○ところが平成21年8月30日午後8時頃、ANA機内で聞いたNHKラジオの投票結果報道では、当選確実者として次から次へと民主党候補者の名前が告げられ、このままでは300名を遙かに超える民主党超大圧勝になるのではと驚きました。私自身、今回は試しに民主党政権になって欲しいと思い、おそらく、多くの国民もそう思っているのではと予測していました。しかし自民党には長年培った底力があるはずで、マスコミ予想ほどの大圧勝にはならないだろうとも予測していたところ、最終的に308議席とほぼマスコミ予想通りになりました。

○この結果は、長年続いた自民党政権への失望、嫌気、飽き等がもたらしたものであり、決して民主党が積極的に支持されたものではないというのが、一般国民の意思と思っています。宮城6区で10数年来のテニス仲間の小野寺五典さんが宮城唯一自民党議席を守りましたが、自民党には飽きられた理由を解明し、抜本的立て直しを図って頂きたいものです。
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