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本当に頼りになる弁護士の探し方・見抜き方3

平成21年 8月13日(木):初稿
「本当に頼りになる弁護士の探し方・見抜き方2」を続けます。
プレジデント2009.8.3号「法律の新知識Q&A60」93頁に辣腕弁護士が考える「できる」弁護士の条件を編集部がまとめて記載していました。以下の通りです。

●戦時力
・裁判の勝ち負けにこだわらず、和解など「落としどころ」を探れる
・依頼者と付かず離れずの関係を保ち、事件をコントロールできる

●連携力
・機動力のある若手弁護士をうまく使い、任せっぱなしにしない
・必要に応じて学者など専門家に相談する

●姿勢
・依頼者の話をよく聞き、労を惜しまず事実にあたる
・根気強く、あきらめない

●姿勢
・論理的な説明力と状況判断に優れ、「筋読み」を間違えない
・論点を鋭く網羅した書面作りに長けている
・徹底的に無欲である(社会問題に取り組む場合)


○いちいちもっともとは思いますが、抽象的な要件が多く、お客様がこの要件に具体的に該当するかどうかをどうやって判断するかが難しいとですね。例えば弁護士を探している方が、どの弁護士に依頼するかを決めるために取り敢えず複数の弁護士に30分の相談をして、その中で選択する場合について考えますと、先ず第一に考えるのは、「相性」です。訴訟事件の依頼となると長い場合数年の付き合いになりますので、この「相性」が重要です。どうもこの弁護士さんとはウマが合いそうにないと思ったら依頼は止めた方が良いでしょう。この「相性」は直感判断であり、判断できないときは以下に進みます。

○弁護士の説明が判りやすいと感じるかどうかも重要です。同じことを説明しても判りやすいと感じる場合と判りにくいと感じる場合があります。これは相性に通じるものですが、判りやすいと感じることは相性がよいとも言えます。この弁護士さん、長々くどくど色々説明してくれるのだけれどもサッパリ判らないと感じるときは止めた方が良いでしょう。

○次にその弁護士の説明が曖昧だと感じる場合も止めた方が良いでしょう。弁護士に限りませんが、出来ることと、出来ないこと、判らないこと(判断できないこと)をキチンと明確に説明することが重要です。また相談者にとって耳に痛いこともキッチリ言ってくれるかどうかも重要です。30分の相談の中で、相談者の耳に痛い点も含めて問題点をキッチリ指摘し、相談者の方もその指摘に、そうだったかと納得出来る場合は、依頼の価値があるでしょう。

○具体的事件の依頼を相談する場合、費用についての基準と見通しを判りやすく納得できるような説明をするかどうかも重要です。お客様と弁護士の紛議で一番多いのが費用ですから、ここはシッカリ納得できるまで確認しておく必要があり、費用説明が曖昧な弁護士は止めた方が良いでしょう。

○更に事件処理については、経過処理をどのように報告してくれるかも確認し、報告方法を明確に説明してくれるかどうかも確認すべきです。マメな経過報告が信頼関係維持に大変重要です。事件処理報告体制がシッカリ出来ている弁護士かどうかを確認し、その点の説明が曖昧だった場合は止めた方が良いでしょう。

○お客様の中にはひとたび相談したらその弁護士に依頼しなければならないと誤解されている方も居ますが、そんなことは全くありません。昔と違って弁護士数が増えていますので、弁護士を選ぶ場合、最低3人位には相談して,その中で上記ポイントを考えながら、最終的にこの人に依頼したいと思った弁護士を選択するのがよいでしょう。どの弁護士に相談するかは、弁護士会法律相談センターで、事件種類を伝えて紹介して貰うのが無難ですが、このHPの必要部分を読んで小松弁護士でもよいと思ったら最低3人の1人に加えて頂いても結構です(^^;)。
以上:1,507文字

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※大変恐縮ながら具体的事件のメール相談は実施しておりません。

 


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