平成19年 8月12日(日):初稿 |
○巫女さんと言うと普通は特定の神社の神に仕える女性のことを言いますが、我が家で信奉してきた岩手県のある町の巫女さんとは霊能者のことで、大量祈願の他に口寄せも行い、私も何回かその口寄せを聞きに連れて行かれたことを記憶しています。 ○身内が亡くなるとその亡くなった方の残された家族等への思いを聞くためにその巫女さんの家に行き、亡くなった方の氏名、生年月日、死亡年月日だけを伝えると、しばらく神棚に向かって何かを唱えている内に亡くなった方の霊が巫女さんに移り、巫女さんが亡くなった方に代わって、その言葉を語ってくれ、母はその言葉を亡くなった方の言葉と確信して有り難く聞き入りました。 ○例えば夫が亡くなった場合、その夫の霊が巫女さんに乗り移り、巫女さんがその夫の言葉として、子供達に対しお母さんを大事にするようにそして母子仲良く暮らすようになんて一般的なことだけを言うなら余り有り難みがなく、わざわざ口寄せには行きません。 ○その巫女さんは、例えば長男が○○の事業を興そうとしているが、それは危ないから止めた方がよいとか、或いは二男の夫婦仲が悪くなっているが、それは二男の妻が二男の○○の点に不満を持っているからであり、二男はそれを改めるようにしなさい等かなり具体的に踏み込んだ故人の言葉を伝えました。 ○勿論、巫女さんに与える故人に関するデータは氏名と生年月日だけでした。その家族構成は勿論のこと、長男が事業を興そうとしていることや、二男の夫婦仲が悪いなどのデータは全く巫女さんには伝えていないのに、その巫女さんは故人の言葉として故人でなければ知らないことについて伝えてくるので母などは、故人の霊が乗り移って話していると確信していました。 ○「難聴に至るまで-鼓室形成手術」に記載したとおり、私が司法試験択一試験に3度失続けて敗した24歳の春に精密検査を受けた東北大学付属病院耳鼻科医師に、慢性中耳炎が進行しており手術が必要だが、手術によって更に聴力が悪化し、耳鳴りも大きくなる可能性があるとの診断を受け、手術すべきかどうか迷った時期がありました。 ○その時母は迷わずあの巫女さんにお願いしようと私を連れて巫女さんに私の耳の状況と手術の展望について聞きに行きました。その時巫女さんは、いつものように神棚に向かってしばらく何かを唱えた後に、私に向かってハッキリと耳の状態はそんなに悪くはない、手術は成功して必ず司法試験も希望が叶えられると断言しました。 ○私は当時中耳炎の進行に悩みに悩んでおり、大したことはないと言う巫女さんの言葉を半信半疑で聞きましたが、「難聴に至るまで-鼓室形成手術の成功」に記載したとおり、最終的には巫女さんの言葉通りになりました。私は、神(絶対者)や霊の言葉を伝授するこの巫女さんを通じて全てお見通しの絶対者(名前は神でも主でもなんでもよい)の存在と霊魂の存在を確信しました。 以上:1,179文字
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