平成18年12月 1日(金):初稿 |
○平成18年11月30日(木)は仙台弁護士会石巻法律相談センターでの相談担当で一日出張でした。 平成17年12月14日「仙台弁護士会石巻法律相談センター雑感」記載の通り、平成17年12月13日以来1年ぶりの1年ぶりの石巻法律相談センター担当でした。 ○平成17年12月13日は相談が僅かに2件だけで拍子抜けと記載していましたが、平成18年11月30日も、有料相談は僅かに2件、無料の日弁連交通事故相談センターの交通事故相談が2件あったのみでした。今回も、このような相談所の定番であった多重債務、離婚相談は1件もありませんでした。 ○受付担当女性に聞くと、このところ一時より相当ヒマになり、一日数件止まりの状況が続いているとのことです。3年前までは大半が多重債務、離婚問題ですが、一日十数件の相談があり、石巻法律相談センター担当の時は休むヒマがないことを覚悟して行ったものでしたが、同様に登米法律相談センターも相談者が少なくなっているようです。 ○当事務所自身の多重債務、離婚等男女問題相談は、昨年に比較して減っておりません。他の事務所の様子を聞いてみても、さほど減っていない事務所も多いようですが、減っているという事務所もあり、事務所によってバラツキがあるようです。 ○いずれにしても公の法律相談センターでの相談者が減っていると言うことは世の中全体では、弁護士相談需要が減ってきているのかも知れません。しかし、ホームページで派手に宣伝をしている東京のアディーレ法律事務所なんぞは、平成18年12月1日現在のトップページに「---(予約状況)---現在,当事務所では当面1日16件の相談に制限させていただいております。最短の相談可能日は12月4日となります。」と記載されており、随分と元気なようです。 ○アディーレ法律事務所は、「午前10時~午後9時・土日の法律相談も受け付けています。借金・債務整理についての法律相談は,個人・法人問わず無料です。」とのことで、1日16件で1ヶ月30日間、480件もの多重債務事件相談を受け、多重債務事件は殆ど相談だけでは解決しませんので、大半を事件として受任すると思われます。 ○当事務所は1ヶ月10件も多重債務事件を受けたらパンクしてしまい規模拡大意思はありませんが、今後は、宣伝広告等営業に力を入れる事務所とそうでない事務所との差が益々大きくなる時代になり、弁護士も顧客獲得競争時代にはいることは間違いありません。何とか細々とでも継続していきたいと思っているところです。 以上:1,040文字
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