平成17年 1月10日(月):初稿 平成17年 5月15日(日):更新 |
○昨日は久々にMさんのロースクール日記を更新し、番外編として私の28年前の日記も公開しました。 当事務所では地元東北大学法学部の学生アルバイトが多く、数年前にいずれも弁護士或いは検事になるため司法試験を目指す3人の学生が交替でアルバイトに来たことがありますが、残念ながら3人共現時点では司法試験受験を諦め、それぞれの道に進みました。 ○司法試験合格者は平成に入って増え始め、平成元年523人が平成16年1483人に3倍近く増えたので一般には徐々に楽になってきてるのではとも思われますが、受験者も平成元年2万3200人から平成16年約5万人と2倍に増えており、相変わらずの難関のようです。 ○Mさんは順調にいけば平成18年3月ロースクールを卒業し、同年5月頃実施予定の第1回新司法試験に合格し、同年10月頃開始予定の新司法修習生となり、1年間の修習の後、平成19年10月には新司法試験制度ロースクール卒業生第1期の法曹(弁護士、裁判官、検事)となります。 予定通り行けばMさんは、当事務所アルバイト経験者で初めての法曹となり、大いに期待しているところです。 ○私は、大学4年次終了の昭和50年春中耳炎が悪化したのをきっかけに、地元気仙沼に帰って受験勉強に専念しました。地元で独り受験勉強を続けるのは大変不安で当時弁護士になったばかりの気仙沼高校先輩Oさんが帰省中に相談したところ、昭和50年合格予定のUさんをご紹介され、予定通り合格直後の昭和50年10月から昭和52年5月まで2年半に渡り、当時お住みの埼玉県入間郡から通信添削で論文作成のご指導を頂きました。 ○Uさんは、それまで全く見ず知らずの私に、単にOさんに受験指導を頂いた仁義として私に全く無償で100通もの論文問題を提出頂き、正に懇切丁寧な添削指導を継続して頂き、合格まで導いてくれました。 Uさんは、私の司法試験合格の最大の恩人です。 ○昭和51年10月からは同じく先輩のOさんのご紹介で、Uさんの受験仲間でその年合格したKさんからも論文添削指導を頂くことになり、2人から指導を受け、更に受験新報で知った合格者数名に図々しく手紙を書いて特に苦手だった択一試験攻略法について指導を乞いました。 ○昭和51年10月に合格し現在東京地検幹部になっている高校の1年後輩S氏にも択一攻略法について指導を乞う手紙を書きましたが、皆さん、ホントに親切に親身になって見ず知らずの私にご指導頂き、人情の有り難みを痛感しました。 ○今は桐研鑽で【多遊】さん始めとする桐名人各位に正に人情で全く利害関係なく種々のご指導を頂いています。 このような人の繋がりを大事にしていきたいと思っているところです。 Mさんもこのような人の繋がりを得て最終目的を果たして貰いたいと念願しております。 以上:1,140文字
|