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IPアドレス・経由プロバイダ等ネットワークの基礎用語覚書1

令和 1年11月25日(月):初稿
○「ツイッターなりすまし者情報開示請求を棄却した地裁判決紹介」から「経由プロバイダは特定電気通信役務提供者非該当とした地裁判決紹介」まで経由プロバイダへの情報開示請求に関する判例を紹介しました。これらの判例にはIPアドレス(インターネットプロトコルアドレス)、経由プロバイダ、アカウント名等ネットワークに関する用語が盛んに使われています。

○これらの用語の正確な意味について知らなければこれに関する判例も正確に理解出来ません。私は、データベースソフト桐は多少勉強しましたが、事務所内ネットワーク等は顧問のSEに任せており専門的なことは殆ど分かりません。SEからIPアドレスとの言葉は盛んに出てくるのですが、正確な意味は判っておりませんでした。

○そこで以下、基礎的なネットワーク用語についての覚書です。
IPアドレスとは、コンピュータがいる住所。「192.168.0.1」といったように4つの数字を区切ったもの。32ビットを、8ビットずつドットで4つに区切った値を使う。
IPアドレスは、コンピュータの住所のようなもので、ここに向かってデータを送ったり、そのコンピュータの情報にアクセスすることができる

IPアドレスの確認方法コマンドプロンプトで「ipconfig」と入力




IPv4がIPアドレス

プライベートIPアドレスは、ルータから後ろのLAN(ローカルエリアネットワーク、事務所内ラン)に割り当てられるもの
ルータとは、コンピュータネットワークの中継・転送機器の一つで、データの転送経路を選択・制御する機能を持ち、複数の異なるネットワーク間の接続・中継に用いられるもの

グローバルIPアドレスは、全世界のネットに繋ぐもので経由プロバイダから割り当てられるもの、通常一つのグローバルアドレスをルータをはさんでプライベートアドレスへ変換し使用することがほとんど
インターネットをしているということはグローバルIPアドレスが割り当てられていることになり、このグローバルIPアドレスは、固有のものであり世界中で重複することはない

当事務所では、経由プロバイダは、ビッグローブ社と契約しており、もし、当事務所内パソコンからネットの掲示板等に匿名で名誉毀損書き込み等を行って損害賠償問題になる場合、経由プロバイダのビッグローブ社に情報開示請求がなされる

プライベートIPとグローバルIPの分離と変換は「IPマスカレード」や「NAT」という技術でなりたっている

IPアドレスはネットワーク部とホスト部にわけて使用できるようになっている
「サブネットマスク」とはIPアドレスにおいて「どこまでがネットワーク部で、どこまでがホスト部かを示す情報」のこと

デフォルトゲートウェイの役割は「LANなどのネットワークから、外部にあるネットワークに通信を行う場合の出入り口」
ゲートウェイは別のネットワークとネットワークを仲介してくれるものであり、ゲートウェイがない場合外部のネットワークとの通信ができなくなる
以上:1,226文字

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