平成26年10月28日(火):初稿 |
○「12年ぶりバージョンアップ日本語データベースソフト桐10到着」を続けます。 インストールを先延ばしと記載したのですが、桐9と桐10を併存できると聞き、先ずノートPC「LaVie Z LZ750/NSB」にインストールしました。 ところがインストール時にトラブルが生じました。詳しくは桐師匠【多遊】さんの桐質問のほか掲示板「桐10インストール 」に記載していますが、解像度2560×1440の「LaVie Z LZ750/NSB」ではインストール画面に「セットアップ開始」等のボタンが表示されないのです。ボタンが表示されない以上、これ以上前に進めません。 ○やむを得ず、解像度1920×1080の「SONY VAIO Tap 11」オーナーメイド版にインストールを試みると、こちらでは「セットアップ開始」等のボタンが一部表示されます。ここでボタンの表示・非表示は、解像度の関係ではと気づき、「LaVie Z LZ750/NSB」の解像度も1920×1080に落として、インストールを試みました。しかし、それでも「LaVie Z LZ750/NSB」では、「セットアップ開始」等のボタンが表示されません。桐師匠【多遊】さんが色々試され、結局、画面の解像度の問題で無く、テキスト文字の大きさが関係していると判明しました。 文字サイズ大(150%)・中(125%)・小(100%)のときのインストール画面は、以下の通りです。 ○インストール後、先ずサンプルファイルで遊んでみようと、C:\Program Files (x86)\K3\Kiri10\Sampleのフォルダでサンプルファイルを探すも見当たりません。ここにK10-SAMPLE.exeが置いてあり、これをクリックすることで自動解凍され、サンプルファイルが出てきました。サンプルファイルのフォーム・レポートフォルダに40数個の表、フォーム、レポートファイルがあり、開いて中身を調べようとしましたが、サッパリ判りません(^^;)。カレンダー・電卓等のフォームは、桐9でもあり、こちらの方がより使いやすいものだったように記憶しています。 ○桐10のヘルプを開くと1頁が「お読みください 」とあり、以下の記述を備忘録とします。 桐10で新たに追加された機能ならびに仕様が変更になった機能はつぎの通りです。 新機能 ・レコード長は最大32,000Byte(8000文字)、表のファイルサイズは最大32GBになります。 ・Unicode(IVSによる異体字を含む)に対応しました。ただし、つぎの制限があります。 →タミール文字など、一部の文字は正しく描画できません。 →縦書きで印刷する際、「・」に変わってしまう文字があります。 →縦書き印刷時、斜体にならない文字があります。 →PDF出力時、すべてのUnicode文字を出力できません。JISに準拠した文字を出力します。 ・PNGフォーマットとTIFFフォーマットの画像をサポートします。 ・UNCに対応しました。共有フォルダをドライブに割り当てなくても使用できます。 仕様変更 ・桐で扱うファイルの拡張子の末尾が「x」になりました。 ・バックアップファイルは「<拡張子を含めたファイル名>+.bak」に変更になります。たとえば「Jusho.tbx」のバックアップファイルは「Jusho.tbx.bak」になります。 ・表定義の項目属性の[変換モード]と[変換の優先]、フォームの[オブジェクトの属性]の「変換モード」は廃止しました。桐9で指定があっても無視します。 ・表定義時の[項目属性]画面、ならびにフォーム定義とレポート定義の[オブジェクトの属性]画面でピンがなくなりました。つねにピンが刺さった状態になります。 ・フォーム定義とレポート定義の[操作ナビ] を廃止しました。 ・一覧表印刷、レポート印刷とも印刷時の文字ピッチが桐9と異なる場合があります。 ・一覧表印刷とレポート印刷でHTMLを出力する際の文字コードがシフトJISからUTF-8に変わりました。 ・固定長のテキストファイル変換は文字コードがシフトJISのもののみサポートします。 ・[ファイル変換 ODBC]コマンドの「所有者名=」パラメータを廃止し、「スキーマ名=」を追加しました。 「所有者名=」パラメータを指定した場合、「スキーマ名=」に置き換えて実行します。 ・GIF画像とPNG画像の透明色は黒で印刷します。 ・MS-DOS版の松・桐・鶴・楓で作成した図形ファイル(拡張子が「.grp」のファイル)の表示と印刷ができなくなります。 ・関数「#ネットワーク」は廃止しました。 この関数を使用してもエラーにはなりませんが、計算結果は不定になります。 ・UNC対応に伴い、[ファイル名入力]コマンドでネットワークドライブの割り当てができなくなりました。 ・[簡易メニュー] コマンドでボタンの文字色と背景色が指定できなくなります。文字色または背景色を指定しても無視します。 ・外部データベースで桐が扱えないデータ型の項目を参照した場合、外部データベースを開けなくなります。たとえばOLE項目を含むテーブルで参照項目を「すべて」にした場合、そのテーブルは開けません。 ・桐9の一括処理を桐10で実行した場合、同じ一括処理を別の桐10で多重実行することはできません。 ・ファンクションバーをフローティングすることができなくなりました。つねに桐ウィンドウにドッキングした状態になります。 以上:2,247文字
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