平成19年 7月10日(火):初稿 |
○最近、MLが下火になったせいか、HTML形式メールが増えてきました。ML全盛時代は、HTML形式でのメールに対しては、ご意見番的パソコン先駆者が、HTML形式メールはメールの世界では御法度ですと、忠告してくれたのですが、ここ数年、HTML形式メールが増えすぎて忠告しきれない状況かも知れません。 ○HTML形式メールの何が悪いのかと言う点についてネットで調べた私自身の備忘録を整理します。 先ずテキスト形式メールとHTML形式メールの違いについては、「テキスト形式とHTML形式のメールの違い」と題したHPが簡潔に説明しています。 ○テキスト形式メールとは、文字通りテキストだけで構成されたメールで、「テキスト」とは、「文字コード」だけを使って作られてデータで、「文字コード」とは、各国決められた文字を識別するための番号を言います。テキスト形式メールは文字を識別するための必要最低限のデータだけ作られたもので、いわば共通言語としてメール受信者の環境如何に拘わらず読み取ることが出来るものです。 ○これに対し、HTML形式メールは、文字だけを記録する「テキスト型式」に機能を付加して、文字の色や大きさ、文字修飾、簡単な図表などを記録できるようにした型式のメールです。これは文字を読み取る最低限のテキストデータに色々な機能が加わっているため、メール受信者もその機能を読み取れる環境が必要になり、この機能が無いメールソフトでHTMLメールを読むと文字化けして判読不能になります。 ○現在世に出ているメーラーの殆どはHTML形式メールを読み取ることが出来、私の使用しているBeckey!2では、HTML形式メールも原則としてテキスト形式で表示していますが、HTML形式メールは、色々不便があります。 ○色々な不便の第一は、色々な機能がつく分、その機能に必要なバイナリデータがついているため、メールの容量がテキスト形式に比べてやや大きくなり、重くなると言うことです。私の場合、データ処理は原則としてデータベースソフト桐で行い、ここでは原則としてテキストデータしか扱わないため余計な機能は邪魔くさくて仕方なく感じます。 ○不便の第2は、怖さを感じるという点です。詳しい仕組みは判りませんが、ウイルスはHTML形式メールに埋め込みやすいとのことで、HTML形式メールだとウイルス感染の危険が高く、怖さを感じてしまいます。私は、何事も、シンプルイズベストを標榜しており、メールの遣り取りは情報交換であり、この情報交換に文字の形(フォント)とか、大きさとか、背景色とか、全く不要であり、余計な情報がついていると邪魔くさく感じます。更に余計な機能にウイルスが詰まっているかも知れないと思うとHTML形式メールには利点はなく、特段の事情がない限り、使用しないことを原則とすべきと思っております。 以上:1,173文字
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