平成18年 3月29日(水):初稿 |
○平成18年3月27日に現在仙台地裁に配属されている第59期司法修習生で桐に興味を持っていると言う方々数名に私の事務所訪問に来ていただきました。私は万年中級者レベルを脱却できない低レベルのままですが、もうこれっ桐ない桐人間を自称しており、桐の話しを聞きに来てくれる方は大歓迎です。 ○桐は、初心者に優しい極めて使いやすいソフトと確信しておりますが、これまでの桐普及努力とその結果を見ると必ずしもそうは言えない様にも思えます。平成12年4月から加入したLC-NETというコンピューター好き弁護士が集まったMLで桐情報を連発したところ、日弁連コンピュータ委員会からその年の12月の日弁コンピュータフェアデモコーナーでで桐システムを発表して欲しいとの要請を受けました。 ○そこで発表する以上は何か目玉が必要と思い、それまでは採用していなかったID管理を取り入れ、顧客簿、事件簿にID項目をつけ、このIDによってその後に作成する文書をIDデータだけ入力して顧客簿、事件簿の必要データを自動表引き表示する現在の桐法律事務の仕組みの原型を作って発表しました。 ○それが予想外の好評で日弁連新聞でも「仙台弁護士会の小松亀一会員(仙台)を招き、実務の中で改善していったデータベースソフト『桐』を利用した法律事務所管理や破産事件処理システムの展示がされたコンピュータ研究委員会の展示ブース前にも、人だかりができていた。」とご紹介頂きました。 ○そこで桐に興味を持つ弁護士が50名以上加入して全国桐MLが結成され、アドバイザーとして【多遊】さん等桐名人にもご加入頂き、当初数ヶ月間は結構活発に投稿が飛び交い、桐愛好者が増えるかなと多いに期待したのですが、残念ながら、尻すぼみとなり、今は開店休業状態です。 ○私自身は、その後も桐に興味を示す弁護士さんがいれば、直接訪れて桐サンプルデータをお渡ししてその使い方の説明などを何度か繰り返してきたのですが、当初、大いにやる気を持って取り組んだ方も、やがて思い通り動かないと諦める方が殆どでした。 ○それでも仙台弁護士会の中にはある程度システム化して桐を活用する弁護士事務所も僅かに出て来ており、仙台桐研究会には、シンプルなアイデアでカレンダー作成システムを考案してくれる程に桐をマスターしたSさんも現れ、これからも細々と桐研究会を続けていこうと思っております。 ○事務所訪問に訪れた司法修習生は何れも桐に興味を持ち入門講座を開催して欲しいと嬉しいリクエストを頂きましたが、桐にはまって熱中して素晴らしい法律事務処理システムを作ってくれる方が出て来ないかと期待しているところです。 以上:1,086文字
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