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がん患者の8割は栄養失調で死んでいる-論争勃発紹介

平成28年 6月 1日(水):初稿
○「藤田保健衛生大学HP循環器疾患リスクチェックコーナー等紹介」の続きで、同じ週刊ポスト平成28年6月10日号32頁の表記「がん患者の8割は栄養失調で死んでいる-論争勃発紹介」の紹介です。
藤田保健衛生大学医学部東口高志教授の言葉は、「がん患者はがんによって亡くなると思われるでしょうが、実はがん患者の死因の8割に何らかの感染症が関連している可能性があり、その原因の多くは不適切な栄養管理による栄養不足が原因で、そのため免疫力が落ち、普通の人なら何ともない弱い最近に感染し、回復できずに亡くなる。」というものです。

○確かにがんになった患者さんの多くは、やせ細って居る方が多く、逆に急にやせ細るとがんにでもかかったんじゃないのと疑われます。私自身、平成19年から20年の1年半で10㎏体重を落としたとき、久しぶりにあった方に、急に痩せてがんにでもかかったのではと疑われたことがありました(^^;)。

○東口高志教授は、平成28年5月16日「『がん』では死なない『がん患者』栄養障害が寿命を縮める」と言う書籍を出版し、内容は
がん患者の多くが感染症で亡くなっている。歩いて入院した人が、退院時にはなぜか歩けなくなっている。入院患者の3割は栄養不良―。まさに「病院の中の骸骨」とも言うべき高度栄養障害の患者がたくさんいる。こうした実態の背景には、栄養管理を軽視してきた日本の病院の、驚くべき「常識」があった。人生最後のときまで食べたいものを食べ、がんを抱えてでも、本来の寿命まで元気に生き抜くことはできる。そのために、私たちが知っておきたいことは何か。超高齢社会において、医療はどう変わらなければならないのか。チームによる栄養管理体制を日本に築いた医師による、医療改革の書。
となっています。

○これに対し、五本木クリニック院長ブログ「がん患者の8割は『栄養失調』が死因!!??死因の上位に『栄養失調』がない理由はこれだ!!」では、「週刊ポスト2016年6月10日号に「がん患者の8割は「栄養失調」で死んでいる」との衝撃的な記事が掲載されています。これは実際に医療現場にいる人間の多くは「えっ、当然じゃん」的なレスポンスをするのではないでしょうか?心筋梗塞や事故などで亡くなった方は「朝までピンピンしていたのに」って場合も多いです。」述べられています。

○購入済みの尊敬する石原結實医師の「もしがんになったら、でもならないために」を読み返してみましたが、いつもの持論の記述が殆どでがんになった場合の栄養不足に関する記述は殆ど見当たりません。身内にがんで手術をした人が居るので、ちと心配になり「『がん』では死なない『がん患者』栄養障害が寿命を縮める」を早速注文しました。
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