平成25年10月20日(日):初稿 |
○「初めての神経根ブロック注射体験でごく一時車椅子生活となる」を続けます。 残念ながら平成25年10月17日の神経根ブロック注射で、一時、相当程度治まった腰痛が、10月20日現在、痛む位置が少しずれて、少しずつ増悪している感じもします。痛みは、気にすると益々増悪しますので、兎に角、気にしないように努めます。 ○腰痛での腰部への痛み止め注射は、平成16年5月に初めて受け、その後、平成19年4月、平成25年8月、同年9月に1回、10月2回と合計6回受け、6回目で初めて造影剤・麻酔剤を注入して、直接神経根に打たれました。注射針が神経に触った瞬間左足にビリッと強い電流が走ったような衝撃を受け、一瞬、左足が痙攣しましたので、それまでの注射とは違うと認識出来ました。これ以前に受けた2回の注射は、直接神経に打つものではなく、一時的効果しかなかったので3回目で直接神経に触る注射となりました。この腰痛治療のための注射には色々種類があり、主治医の説明を受けましたが、整理して理解は出来ませんでした。 ○そこで、ネットで色々検索したところ習志野台整形外科内科のHP解説が、結構判りやすく、以下、私の必要部分について、備忘録として引用させて頂きます。 ブロック注射 血管の中に入れる注射とは異なり、神経や神経周囲に注射する神経ブロック注射 軟部組織や筋肉などの痛みのある部分に行う局所注射やトリガーポイント注射 神経ブロック 神経ブロックとは、神経そのものや神経周囲へ注射を行う事 腰椎椎間板ヘルニアの神経根ブロックや、首の交感神経ブロックである星状神経節ブロック、頚椎や腰椎の硬膜外ブロック、手根管症候群に対する正中神経ブロックなどがある 神経ブロックの注射により痛みを抑えたり、血流のめぐりを良くして、神経などのダメージを受けているところの治癒力を高めることが出来る 使用する薬剤は局所麻酔薬で、麻酔としての効果は5~20分程度。それ以上持続する効果はブロック自体の効果 デメリットとしては、神経そのものへの損傷や血腫などによる神経圧迫などです トリガーポイント注射 圧痛点、つまりは押して痛い部分への注射 圧痛点とは、神経の周囲や筋肉などの軟部組織の炎症を起こしている場所であったり、筋肉の緊張性が高い部位で「ツボ」の様な場所 たいていの四肢に痛みのある方はこの圧痛点が存在し、この圧痛点が痛みの症状の原因となっている場合に有効な注射方法 神経ブロックと同様に痛みの悪循環を起こしている場合など効果的で、筋筋膜の炎症や、線維筋痛症の方にも効果的 神経根ブロック(ルートブロック) 硬膜外ブロック注射 数ミリの硬膜外腔に局所麻酔剤など注入することによって、交感神経や知覚神経の機能を一時的に抑制し、疼痛や血行障害などを緩和する治療法 炎症を抑える薬を拡散する形で注入するので、ヘルニアが大きかったり、炎症が強く癒着している場合などは、肝心な所に薬が入らない可能性があり、効果がある人と無い人が当然出てくる 神経根ブロック 炎症を起こしているであろう神経その中に薬を注入するので、より高い消炎効果が得られる 局所麻酔により、施行後、一時的に下肢の麻痺が出ますが、炎症を起こしている神経をブロックすることで、一時的に痛みが止まる これが、神経に針を刺した瞬間の痛みの部位が合っているか?「再現性」と麻酔薬を注入により症状の改善が得られるか?「有効性」を見ることで、どの場所の手術をすれば良いか決定出来る可能性がある検査法も兼ねる ○久しぶりに「加茂淳整形外科医師」の「トリガーポイントブロックで腰痛は治る!ーどうしたら、この痛みが消えるのか?」を読み直しています。以下、同著158頁ブロック注射に関する備忘録です。 硬膜外ブロックはかすみ網、神経根ブロックはあみだくじ いずれも末梢から来る痛みの電気信号を神経根部で待ち伏せしてそこでストップさせようとするものであるが、 硬膜外ブロックは、硬膜外腔に局所麻酔を注入して、ある程度幅広く神経根をブロックする 神経根ブロックは、一本の神経根をねらい打ちにする ※加茂説では、痛みは神経根部で生じているのではないから、これらのブロック療法は期待するほどの効果はないことが多く、また、血腫や感染の危険もないではないので、こられの療法は採用しないとのこと。 以上:1,759文字
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