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老眼の仕組みと老眼改善手術紹介

平成19年 5月 6日(日):初稿
○最近、「老眼改善のための水晶体エクサ発見-訓練開始」や、「平成18年がん・生活習慣病健診で視力改善に驚く」で紹介した老眼回復訓練を怠っており、また老眼が進んできたように感じて、さど眼科で視力検診を受けたところ、案の定、平成17年12月に受けたときより、1年6ヶ月の経過で視力が落ちていました。

前眼部構造図
○たまたま書店で健康雑誌夢21の6月号に老眼回復手術の記事を見かけて購入して来ましたが、私自身の備忘録として先ず目の構造と老眼の関係を確認します。左図は、私のお薦めの解剖学参考書「人体解剖ビジュアル」掲載の前眼部構造図ですが、目の中でカメラのレンズに相当するのが水晶体です。この水晶体は角膜の内側にあり、毛様体と言う筋肉と毛様体(チン氏)小帯と言う複数の細い繊維で繋がっています。

○物を見るとは、角膜を通して入った光が水晶体の働きで屈折し、目の奥の網膜に像が映すことです。見た物の像を正確に網膜に映すため見た物の距離に応じて水晶体が、毛様体の働きによって毛様体小帯を引っ張って薄くしたり、緩めて厚くしたりして、ピントを合わせます。

○若い頃は、水晶体も毛様体も柔軟でピント合わせが問題なくできます。水晶体は主にタンパク質と水分で出来ているところ、加齢とともに水分が失われて徐々に硬くなり、水晶体も毛様体も柔軟性が無くなり、近くを見ようとしても水晶体がふくらみにくくなり、ピント合わせが出来なくなるため近くの視界がぼやけます。

○加齢によって水晶体が水分の減少で硬くなり、更に毛様体も柔軟性を失うため、水晶体の厚みの調整が出来なくなり、近くの物を見るためのピント合わせが出来なくなった状態が老眼です。これは加齢現象でありどうにもならないと思っていたのですが、最近、米国で「コンダクティブ・ケラトプラスティ」(伝導式角膜形成術)と言う老眼改善の治療法が開発され、日本にも導入されつつあるとのことです。

○「コンダクティブ・ケラトプラスティ」とは、「アメリカのRefractec社が開発したViewPoint CK Systemを使用します。もともとこのシステムは、遠視治療システムとしてFDA(米国食品医薬品局)が承認していましたが、2004年に初めて老眼治療システムとしても承認」されとのことです。

○「手術は、角膜周辺部8~16ヶ所にラジオ波(radio frequency)を照射します。ラジオ波を角膜の周辺部に円状に照射していくと照射した部分の組織が収縮して角膜のカーブが強くなり、近くのものが見えやすくなります。」とのことです。日本で最初に導入した坂西眼科医院HPに詳しい解説が掲載されていますが、残念ながら私の場合老眼が進みすぎて適用外かも知れません。
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