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2015年10月01日発行第158号”2058年から来た弁護士”

平成27年10月 1日(木):初稿
横浜パートナー法律事務所代表弁護士大山滋郎(おおやまじろう)先生が毎月2回発行しているニュースレター出来たてほやほやの平成27年10月1日発行第158号「2058年から来た弁護士」をお届けします。

○「2013年10月9日から15日までに、2ちゃんねる掲示板『未来人さんいらっしゃい41人目』スレに突然来訪し、2058年の未来から来たと名乗る原田(仮)氏が残したコメントと質問者とのやり取りの記録を残しています。」との「2058年から来た未来人原田氏の記録」なんてサイトがあるのを今回の大山先生のニュースレターで初めて知りました。大山先生の幅広い教養と知識には脱帽です(^^)。

○1951年生まれの私は、2058年は生きていれば107歳です。平成26年9月12日日経新聞記事「100歳以上、最多の5万8820人 女性が87%」によると「100歳以上の高齢者の内訳は女性が5万1234人、男性が7586人。」、「国内最高齢は、女性が大阪市東住吉区の大川ミサヲさんで116歳。男性はさいたま市中央区の百井盛さんで、111歳だった。」、「日本人の平均寿命(13年)は男性80.21歳、女性86.61歳。」とのことです。

○持って生まれた虚弱体質で心身共に軟弱な私は、107歳までは、到底、生きられるはずがなく、平均年齢80歳まで生きられたら御の字です。私が70歳になる年2021年から2024年まで第三次世界大戦があり、日本の宮古島、石垣島、西表島、与那国島とそのほかの離島が一時的に、敵国北中国に占領され、国防軍から3500人ほどの死者が出るそうです。最終的には日本が勝利するようですが、2015年成立安保法制成立が功を奏したのかも知れません(^^;)。

○大山先生の予言「これまでのような『人権あって顧客なし』といった弁護士は淘汰され、良くも悪くも弁護士は『サービス業』となっていくでしょう。」とは、全く同感です。しかし、『人権あって顧客なし』とは、巧いことを言うものです(^^)。私は、随分前から、「日弁連は、人権人権と騒ぎすぎる、人権なんてのは、多少、ないがしろにされた方が、人間、強くなる」なんて愚直な表現をしてきましたら(^^;)。

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横浜弁護士会所属 大山滋郎弁護士作

2058年から来た弁護士


2058年からタイムマシンでやって来た、原田さんという人が、ネット上で多くの「予言」を行っています。2013年の時点で、2020年の東京オリンピック開催を「予言」したりと、評判になっています。

2058年というと、今から43年後ですよね。当然のことですが、いろいろなことが起こっています。
中国は分裂するそうです。北中国と日本は戦争になって、宮古島、石垣島、西表島、与那国島とそのほかの離島が一時的に占領され、国防軍が3500人ほど殉職者を出したそうです。日本のことはともかく(おいおい!)、とりあえず、まだ生まれていない私の孫は無事かと心配になっちゃいました!

福島の原子力発電所跡は、放射線はほとんどないけれども、無人のまま、野生王国と化してくそうです。
「気候の激変に適応してくださいとしかいえません。」と原田さんはアドバイスしてくださいますが、どうやったら「適応」できるんでしょうか?

未来人原田さんによると、2016年までには今上天皇が亡くなり、平成の次の元号は「安始」だとのことです。いくら未来から来たからといって、こんな「予言」しちゃって良いのでしょうか?

このほか、社会生活や経済のことなども、ネット民の質問に回答しています。500mlのミネラルウォーターの価格は、800円くらいだそうです。大したインフレは来ないようです。お酒は社会から消えているそうです。法律を学んだ人間ですと、こんなことをすると、禁酒法時代のアメリカみたいにならないのか、心配になってしまいますね。国際的には、インドが飛躍的に躍進する反面、アメリカは力を落としていくそうです。(ちょっと信じられないのですが。。。)

私の関心は2058年に、弁護士はどうなっているのかということです。しかし世間の人は弁護士の未来になど興味は無いようで、誰も原田さんに質問していません。そこで、私が代わりに考えてみます。

しかし、43年後の未来を予測するのは、そんなに難しいこととは思えないのです。世の中は、「標準化」「国際化」もっといえば「アメリカ化」していくというトレンドを知っていれば、9割方当たっちゃうはずです。日本国内でも、明治維新以降、各地方が急速に「標準化」「東京化」してますよね。各地方都市の駅前なんか、みんな似たようなものになっています。

15年ほど前にアメリカに住んでいたときに、病院での日米の対応の違いに驚いたものです。しかし、今になると、治療方法なども、少しずつ「アメリカ流」に変更していってます。「ガラパゴス化」したなどと批判されていた、日本のワープロや携帯電話も、国際基準のパソコンやスマホに取って代わられていきました。現在の日本の「弁護士」というのは、まさに「ガラパゴス化」しています。そんな弁護士にとっても全く同じこと(「標準化」「国際化」)が、今後43年かけて少しずつが進展していくはずなのです。

「弁護士の人数も、欧米並みに増加していくでしょう。」「司法試験も、欧米並みに簡単に受かるようになるでしょう。」「これまでのような『人権あって顧客なし』といった弁護士は淘汰され、良くも悪くも弁護士は『サービス業』となっていくでしょう。」
これが良いことかどうかはともかく、この動きを前提に、今後の弁護士業のあり方を考えていく必要があると思うのです。

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◇ 弁護士より一言

私よりかなり年長の方から「兄が引退したら呆けてきた。」なんて話を聞きました。「やはり年取っても仕事をつづけたほうが良いのかな?」などと思いながら、お兄さんの年齢を聞いたら、90歳とのことでした。その年まで働いていたとは凄い!

2058年には、私も生きていれば95歳となっています。95歳でも、現役で弁護士を続けて、「企業の常識・弁護士の非常識」49巻目を出版する覚悟です!
2058年に大山という老弁護士が活躍していたか、今度原田さんに質問してみます。



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