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平成24年 2月29日(水):初稿 |
横浜弁護士会所属 大山滋郎弁護士作 ニュースレターもようやく第3号となりました。これまでに頂いたコメントの中に、「ニュースレターというからには、大手の法律事務所みたいに、最新法令紹介や重要判例の解説などすべきでないか」などというのもありました。誠にもっともな意見だと思う一方、そのような「新しい」情報の提供は難しいところもあるなと感じています。 堺屋太一先生の本に、未来の庭園について書かれていたのを思い出しました。(記憶で書きますので、間違っているかもしれません。)「未来の庭園」を有名な造園家が作ったということで、堺屋先生が見に行ったわけです。ところが、先生が見る限り、全くのありきたりな日本庭園にしか見えないんですね。そこで、その造園家に、「これが未来の庭園ですか?」と聞いてみたそうです。 するとその造園家は、「いやあ、同業者からは、いくら未来の庭園でも、これほど何もかも違ってしまうなんてありえないだろうって言われて、困ってるんですよ」と答えたそうです。その人によりますと、たとえば、「庭園の入口に植えるのは松に決まっている、それを松ではなく杉に変えたということは、ありえないほど斬新なもの」なんだそうです。 もちろん、堺屋先生はここで、既成概念にとらわれていながらそれに気が付きもしない専門家の視野の狭さを批判されたのだと思います。 しかし考えてみますと、弁護士が「これは画期的な新判例だ」などという場合も、これまでの「松」が「杉」に変わっただけの場合が多いような気がするのです。 言うまでもなく、専門家にとっては、「松」と「杉」の違いは非常に大切です。「松」が「杉」に変わったことを、重大事件と捉えられない人は、専門家の資格がないとさえ思います。 しかし一方、専門家以外の人は、「庭園自体について知らないことが一杯あるのだから、基本的な事をまず教えて欲しい。松が杉に変わって大事件だと言われても、正直何の事だか分らない」と思っているのではないかなと、考えております。 というわけでして、私が最新法令など取り上げないのは、決して勉強不足が原因ではないぞ(ホンマかいな)ということをお伝えして、今回のニュースレターにさせて頂きます。(なんか言い訳だけで終わってしまいました。) ******************************************* ◇弁護士より一言 何度目かの減量を始めて3カ月ほどになります。13キロほど痩せました。しかし、ここにきてぶり返しが起こっています。これまでも、何度も何度も減量に失敗してきました。 何故いつもうまくいかないのかと気が沈みます。気が沈むときは、前号でもご紹介した、斎藤一人先生のご本を読んで元気になることにしています。 しなくてはいけないことが出来ない時には、出来ないだけの理由があるんだそうです。心配はいらない、出来ないままで完璧なんだと、斎藤先生は励ましてくださいます。 そうだ、太ったままでも私は完璧なんだと、少し元気が出てきます。 斎藤先生は更に教えて下さいます。今世では出来なくても、来世で生まれ変われば出来る、来世で出来なくても、百世後ならきっと出来るそうです。 私も、せめて十世後には減量に成功したいと思ったのでした。(十世前の私も同じこと思っていたりして。ううう。)励みになりますので、引き続きコメントや質問等頂けましたら幸いです。 (2009年4月16日第3号) 以上:1,348文字
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