平成28年11月 8日(火):初稿 |
○週刊エコノミスト2016年11月15日特大号「まる分かり北方領土&ロシア」を購入して、北方領土問題を復習しています。ロシアのプーチン大統領が平成28年12月15日山口県長門市で安倍晋三首相と会談し北方領土問題について何らかの合意がなされるのではと観測されているからです。 ○週刊エコノミスト記事28頁以下「Q&Aで丸分かり!」にQ1「北方領土問題」って何?から始まり4頁に渡って北方領土問題概要が解説されています。ネット上では北方領土問題関連サイトが山のようにありますが。独立行政法人北方領土問題対策協会HPの「北方領土 重ねる対話つなげる熱意で四島返還」とのPDFファイルも8頁に渡って北方領土問題を図入りで簡潔に解説しています。以下、備忘録です。 ○まず北方領土の地図です。上記PDFから借用しました。 ○「Q&Aで丸分かり!」抜粋備忘録です Q1「北方領土問題」って何? 北方領土は、北海道本島の北東洋上に位置する、歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の四島 日本側主張1855年日ロ通交条約以来日本の固有領土 ロシア側主張第二次世界大戦の結果ロシア側領土 Q2四島はどんなところ? 歯舞群島(95平方キロ)、色丹島(251平方キロ)、国後島(1490平方キロ)、択捉島(3168平方キロ) 周辺海域は暖流・寒流が交錯しサケ・マス・タラ・カニ・エビ・ウニ等の宝庫で世界三大漁場の一つ Q3現在はどうなっている? 現在のロシア民間人人口は、 歯舞群島(ゼロ、国境警備隊のみ)、色丹島(約3000人)、国後島(約7900人)、択捉島(約5900人) 択捉島では、上院議員で実業家のベルホフスキー氏が社員3000人の水産会社経営するも、定住者は減少 国後・色丹は中小の漁業・サービス業中心で人口は近年増加、サハリン・国後・択捉間には航空便週4,5便、貨客船週1,2便運行されるも交通の便はよくなく、低い医療水準・高い物価・停電頻発等で島民の不満多く、麻薬流通・季節労働者凶悪犯罪等社会問題深刻、 Q4これまでの交渉経緯は? 日ソ共同宣言(1956 年) 日ソ共同声明(1991 年) 東京宣言(1993 年) クラスノヤルスク合意(1997 年) 川奈合意(1998 年) イルクーツク声明(2001 年) 日露行動計画(2003 年) Q5四島と日本の交流は? 91年四島住民・日本側「ビザなし交流」合意以来毎年、日本側から約900人・四島側から約300人が専用船で相互訪問、 Q6ロシアが期待することは? ロシアにとっては北方領土は自然条件・生活環境の厳しさ・離島開発経験不足から効果的開発が難しく、技術・離島開発経験豊富な日本に大きな期待を寄せている 以上:1,096文字
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