平成17年11月12日(土):初稿 |
○平成17年11月4日にスタートした事務所ハワイ旅行は大変楽しく有意義でしたが、中でもヘリコプターによるハワイ島の上空からの探索は素晴らしいものでした。ヘリコプターは5人乗りで我々9名のグループは、5人と4人に分けられ2機に分乗してハワイ島50分の空の旅を満喫しましたが、料金は一人当たり230ドルでした。 ○50分の空の旅を終えて受付事務所に戻ると日本人の中年女性3名が凄い剣幕でアメリカ人受付係とやり合っています。3名の女性は何れも英語が堪能ではなさそうで、如何にもじれったそうに日本語で「おかしい、そんな馬鹿なことがあるか」と文句を言っていました。 ○3名の内の一人がヘリコプター探索を終えて帰ってきた私に憤懣やるかたないと言った感じで、訴えてきました。日本国内の旅行会社を通じて3名で90分500ドルのヘリコプター探索コースを申し込んでいたところ、5人乗りの内の他の2人のアメリカ人夫婦が仕事の関係でキャンセルしたため3人だけでは、定員不足でヘリコプターは飛べないと直前になって拒否されたそうです。 ○9名の私のグループでは5名と4名で分乗し、定員5名のところ4名でもヘリコプターは飛んでくれました。3名だからダメというのもおかしな話しで、申込を拒否された彼女らも定員不足は拒否理由にならないはずだと強硬に抗議をして何とかヘリコプターを飛ばして欲しいと要求していました。 ○しかし受付係は頑としてヘリコプターを飛ばすことを拒否し続け、終いには5機あるヘリコプター全てが故障して動かなくなったと見え見えのウソの説明までしているとのことです。3名の女性の内の一人は、我々の今回のハワイ旅行の唯一の目的はこのヘリコプターによるハワイ島探索であり、これが出来ないのであればハワイに来ることはなかったと憤慨して私に訴えます。 ○その時私は彼女らに弁護士を名乗っていたわけではありませんが、何とか彼女らの要求を適えてやりたく、弁護士を名乗って債務不履行による損害賠償請求をちらつかせてヘリコプターを飛ばすべく交渉したいと思ったのですが、如何せん、英語は忘却の彼方にあり、交渉の前提たるコミュニケーションが出来ません。 ○我がグループの通訳的存在のS氏はその時ヘリコプター探索中で不在であったため、結局、何も助けも出来ませんでしたが、果たしてヘリコプター会社側に債務不履行責任が生じるかどうかは微妙です。ヘリコプター会社と搭乗契約はどうやら当日現実の申込を受け、各種事前注意や条件を提示しこれを了解して初めて成立する仕組みのようだからです。責任はこのような仕組みを良く説明しなかった日本国内の旅行会社にあるかも知れません。 ○ヘリコプターを飛ばせば3名で1500ドル、日本円にして18万円程度の売上が上がるはずなのに拒否するヘリコプター会社の殿様商売ぶりには余裕を感じた次第です。 以上:1,172文字
|