平成18年 1月 8日(日):初稿 |
○「男が女を買う時代から女が男を買う時代へ」で、「ウリセン」と称される新宿2丁目界隈にあるバーでは、ずらりと若い男の子を並べ、女性客が、気に入った子を指名し、一緒に飲み或いは連れ出してセックスの相手をさせるなど、男が女に春を売るシステムとなっていることを紹介しました。 ○自称男女問題専門家ですが、自称専門はあくまで法律問題で、男女の秘め事についての知識の乏しい私は「ウリセン」と言う言葉が判らず、Googleで検索すると500件以上のHPが出て来ました。「ウリセン」とは、「男が女を買う時代から女が男を買う時代へ」で紹介したとおり、「元々はホモの人たち向けの店だったらしいね。それがいまや、『男を抱きたい!』という女性が日に2、3人。週末になると、1人で、2人で、グループで飲みに、買いに来るんだってさ。」と言うことのようです。 ○ホモの世界は全く無知で「ウリセン」なんて言葉も知りませんでしたが、買う立場にあるのは男であれば、買う対象が女であろうが男であろうが、大昔からほぼ公然とあったはずです。驚いたのは早くも女が買う立場のセックス産業が公然と芽生え始めていることでした。 ○女に春を売ることを仕事とする男が出現しているようですが、私の疑問は、男の身体構造は凸であり、凹の女性と違って、臨戦体制の構築を意思で実現できないはずなのに、仕事になるのだろうかと言うことです。例えば、元大関小錦関を小型にしたような体型で且つ相当程度年配で見た目も厳しい女性に買われた場合にビシッと臨戦体制を構築してシッカリ仕事が出来るとは思えません。 ○世の中には普通の人間には思いもよらない特殊嗜好の方々も大勢おられるとは思いますが、春を売ることを仕事にすれば客を選べないはずであり、到底、臨戦体制を構築できそうもない客を取らされた場合どうするのでしょうか。 ○女が男を買う事例を題材にした「内藤みか いじわるペニス」と言う小説は、20代、30代の女性に共感の嵐を呼び、70万人が身につまされた話題作ということです。第1話を読んでみましたが、何ともリアルで、感想を述べることが出来ません。しかし、 「 由紀哉は今夜も、イかなかった。 (ちょっと、またなの!? カラダ売ってんだから、ちゃんと最後までセックスするのが、当たり前でしょ!?) ぽろんとヴァギナから外れてしまった、情けないくらいに縮んだペニスが、どうしようもなく悔しかった。」 なんて記述しています。 ○以下の記述も印象的でした。 「ウリセンバーのカウンターの中には、十人以上の男の子が並んでいた。退屈そうな顔をしていた。けれど、私達女二人の姿を認めた途端、急に目を見開き、背筋を伸ばした。 わけがわからなかった。男の子達の視線が集中して、顔が熱く火照った。いたたまれず、最初に目が合った男の子を選んだ。大急ぎで財布の中から三万円を取り出し、マスターに渡した。」 以上:1,188文字
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