平成17年 4月27日(水):初稿 平成17年 5月15日(日):更新 |
○セクハラが問題提起され10年以上経ち、多額の賠償を支払わされた挙げ句大学を追放される例も相当あるにも拘わらず大学教官の学生に対するセクハラは後を絶たないようです。 ○若い学生が、研究室という密室で自分より遙かに大きな学識を持った教官と一緒にいると尊敬の念がやがて恋心に変わり、それを感じ取った教官が、大学の大事なお客様であることを忘れ、学生に好意を持ち、やがてお互い恋愛感情を持つようになることも多いのだろうと推測しています。 ○セクハラとして事件になると学生側は一様に最初から嫌で嫌で仕方がなかったのに教官を笠に着て迫られ、応じないと単位が貰えず大学を卒業できなくなる思って、不本意ながら性関係まで持ってしまったと主張し、教官側は逆に学生から言い寄られたと主張することになるようです。 ○私はおそらく当初は合意での関係だったものが、学生側は一旦嫌になると何もかも嫌になり、当初から無理矢理迫られたとの主張になり、教官側はそんな理不尽なと反発し、最悪の場合、訴訟にまで発展するのだろうなと推測しています。 ○しかし、いくら合意があろうと先ず教官たる者、お客様である学生に手を出すこと自体問題です。さらに一旦関係が生じた後、学生側の気持ちの変化を読み取れず漫然と関係を継続し、最終的には嫌悪感を抱かれ、セクハラだったと訴えられること自体が最大の問題です。 ○こんなことを言うと大学関係者に叱られるかも知れませんが、教官と学生が性関係に至っても、お互い割り切った交際としてその過程を楽しみ、卒業と同時に綺麗に別れ、問題にされず済んでいる例も結構あるのではと思っています。 当事者同士何も問題がなければ他人がとやかく言うことはありません。 ○問題は当事者同士で紛争になる場合です。学生の気持ちが離れたのに気付かず関係を迫り或いは裏切られたと怨まれ、学生側から問題にされる結果になったこと自体問題です。こうなったらいくら当初合意があったなどと弁解しても何にもなりません。 ○要するに逃げられたら負けであり、潔く負けを認めて、軍門に下り、要求に従う方が傷は小さいのですが、なまじ無駄な抵抗をして傷口を広げる例が多いのではと思っております。 以上:899文字
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