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面接交渉権雑感

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平成16年 9月13日(月):初稿 平成17年 5月15日(日):更新
今日は午前は石巻で2件、午後は一関で2件の裁判があり、仙台に帰ったのが午後5時過ぎでした。

最近、子供を持て余しての虐待事件が相次いでいます。幼い子供の虐待など思いもよらないのが普通の人の感覚だと思います。
離婚に際し、子供と離れたくないと子供の取り合いに必死になっている親達が居ます。

離婚後、子供と離れた親は面接交渉権と言う子供と会う権利が認められていますが、この権利は具体的に取り決めをしても、実際は、子供と一緒にいる親が自ら協力しない限り、実現は困難で、会わせて貰えない親からの相談が大変心が痛むものです。

子供と離れて会いたがってる親に対し、会わせない態度をとる親は、相手方に対し、恨みを持ち、精神的に余裕がない状況にあるのが普通で、かような親に対し無理に子供を会わせることを強要することは、子供にとっては、却って厳しい状況になる虞が強いからです。

権利があるからとその実現だけを目指すことが当事者にとってホントに良いのかどうかは大変難しいところです。
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