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平成12年 6月 1日(木):初稿 平成17年 1月 8日(土):更新 |
前号では、家庭は学校であるから、更に心理戦争の戦場であると論議を発展させました。 今回は家庭戦場における勝利と敗北について考えます。 ●完璧な勝利とは それは、相手の気持ちをコントロールし尽くし、相手がこの世からおさらばする際、自分に対し、心から感謝の念を抱き、来世でも一緒になりたい、更には再度生まれてくるときにも一緒になりたいとの気持を持たせて、あの世に向かわせた場合です。 ここまで相手の気持ちを捉え続けていたら、完璧な勝利です。 しかし、現実には、双方がこのように思ってあの世に旅立つ夫婦は、100組の内1組いるかいないかでしょうね。 ●普通の勝利とは 来世でも一緒なるとの気持ちまで持たなくてもせめてこの現世で一緒に過ごせたことに感謝の念を抱かせ、悔いはなかった位の気持ちを持って貰えば普通の勝利と言えるでしょう。この普通の勝利も100組の内20組位しかいないような気がします。 私は100組の内50組は、今この世を去らんとする相手に、今度生まれてくるときはこの人とだけは一緒になりたくないと思われていると推測しております。特に妻が世を去るときは100人中80人はこう思っているのではと思えてなりません。この場合、離婚に至らなかったとしても到底勝利と言えないでしょうね。 ●結婚戦争の敗北とは 反対にこの戦争の敗北は、自分の意志に反して、相手の気持ちが自分から完全に離れたときです。いかなる理由があるにせよ自分は相手から離れたくないのに相手が自分から離れたいと思うようになったら、心理戦争の敗北と思います。 相手が離れたいと思う理由を問いません。相手が他の異性が好きになった場合であろうと、とにかくただ嫌いになった場合であろうと敗北は敗北です。 次回は敗北した場合の心構えについて述べます。(平成12年10月 1日記) 以上:762文字
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