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平成12年 6月 1日(木):初稿 平成17年 1月 8日(土):更新 |
▼裁判後の事情 離婚を認めないとの判決が確定したからと言って妻の気持ちが戻るはずがありません。夫に対する嫌気は、更に倍増されただけです。そして当然別居が継続し、通常離婚が認められる五年の別居期間を待っているところです。五年の別居期間経過後に妻が再度離婚の訴えを出せば今度はほぼ間違いなく離婚は認められます。夫は裁判に勝ったからと言って事態は全く変わりません。 ▼夫の態度 妻に逃げられ承服できない夫は程度の差はあれ、自分は悪くない、妻は反省して戻ってくるべきと思っている方が多いようです。 又戻ってくるべきとは思わないとしても、妻を我が儘でけしからん人間であると非難し続けます。 前回の連載講座に対し、「私が敗者だということははっきりとわかるのですが、どうもまだ『アッチが悪い』という気持ちがとりついているようです。」と言う感想がありました。 私もその気持ちは判るつもりです。しかし私の言いたいことは何時までも理不尽に逃げていった妻を「悪い」と非難しても何にもならないと言うことです。 相手を「悪い」と非難することは、天に向かってつばを吐くと同じで、その非難は、結局、自分に帰って来ます。 その理由は、第一に「悪い」妻を選んだのは、その夫自身であり、自分の「選ぶ眼」がなかったことを白状するだけだからです。 理由の第二は、物事には、必ず原因と結果があり、妻が「悪く」なったことに、大なり小なり夫に原因があることを全く気づいていないことを白状するだけだからです。 先の裁判例の夫や、通信18号の「きらいになったの。だから別れて」と言われたAさんは、大変失礼ながら、その典型です。 相手の非難に終始すると、自分の悪かった点に眼が行かなくなります。当然、敗因分析など思いも及びません。失敗は、失敗のままで何らの成功の元になり得ません(以下次号に続きます。)。(平成13年 2月 1日記) 以上:791文字
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