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家庭学校論実践3

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平成12年 6月 1日(木):初稿 平成17年 1月 8日(土):更新
■初めに
今回も、79号Mさんの例で家庭学校論・戦場論をもう少しつっこんで論じてみます。
Mさんの記述を見ると妻と円満な家庭を築きたいとの願望が残っているようにも見えますので、それを前提に妻の心を取り戻すための方策を検討します。

■夫婦円満化への夫の対応
前回私は、妻に「反省の態度が見えない」とか「目が覚めていない」と言う気持ちは完全に捨てるべきと言いましたが、この点についてもう少し説明します。
先ずMさんは、自分の気持ちが奈辺にあるのか見極める必要があります。
Mさん自身、妻への気持ちは離れて、ただ子供達と離れたくないために仮面夫婦を演じている場合は、妻に「反省の態度が見えない」とか「目が覚めていない」等の気持ちを持つ意味がないですね。所詮仮面夫婦なんだから、妻の気持ち、態度などどうでも良いはずです。

Mさんが、離れた妻の気持ちを本気で取り戻したいと思っている場合は、より一層「反省の態度が見えない」とか「目が覚めていない」と言う気持ちは完全に捨てるべきです。
私の言う夫婦戦場論は、夫婦はお互いの相手が自分から離れないようにコントロールしあう心理戦争であり、如何なる理由であれ、自分は離れたくないのに相手から完全に離れたいと思われたら敗北というものです。

気持の結びつきは、自発的に生じるものです。力による屈服と、情による心服の違いをシッカリ意識する必要があります。結婚届けをして夫婦となった以上、互いに貞操を守るべき義務があると言うような理屈の圧力で守る貞操は、真の貞操ではありません。又、「反省」は自ら自発的に行うべきもので、他からの理屈等の圧力での反省は、真の反省ではありません。
Mさんの妻が真の反省をして、目を覚ますことは「すべき」という理屈の圧力では決して生まれません。ですから、Mさんが、反省や、目を覚ますことを迫っても、妻には決して真の反省は生まれないのです。

結局、Mさんは、妻の真の反省を起こさせ、自発的にMさんとの円満夫婦になろうとの気を起こさせるには、妻の全てを許し、妻が自ら反省し、目を覚ますのを待つしかないのです。(以下次号に続きます)(平成13年12月 1日記)
以上:892文字

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