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明るく楽しい老後のために

平成10年 4月 1日:初稿 平成17年 2月 6日:更新

明るく楽しい老後を迎えるための心構え



前号で私は、明るく楽しい老後を迎えるためには、それは男性側から言えば、「女のこわさを自覚し」、「相手を"よく"見る」ことに尽き、これは至難の業ですと述べました。この至難の業を如何に実現するか、私なりの7つの自覚を披露いたします。


1.老後の女の強さと男の弱さを自覚

 私は、男女の闘争を目の当たりにし、神は本質的に女を男より強く逞しくお創りになったと感じております。これは種(男)の軽さと大地・畑(女)の重さを比較すれば当然のことかも知れません。
 男女の強さのギャップは特に老後顕著になるようです。尚、老後の定義は人により異なりますが一応平均的な60代以降を老後とします。
 夫は妻より強いと勘違いし、威張ってあぐらをかいていると後で大変なしっぺ返しを受けることを覚悟すべきです。年を取るほどに相対的に妻の力は強大になり、夫の力は弱まる一方だからです。
 この女の強さをしっかりと自覚すれば妻に対し傲慢な態度はとれなくなるはずです。

2.相手に対するアンテナ張りの自覚

 相手が「何を考え何を求めているか」について常にアンテナを張る必要があります。これは言うは易し行うは難しの典型で、結婚生活が長くなるほど困難を極めます。よく相手がお互いに空気みたいになれば本物の夫婦だと言われます。しかし、私はこんな言葉は信用しない方が無難と思います。妻を空気扱いしていたら必ず将来に禍根を残します。空気は、まず無くなることはありません。空気が無くなるときは人類絶滅の時です。しかし、妻は空気とは異なり、簡単に居なくなることを、私は、身をもって自覚しています。
 常にアンテナを張り、相手の心情を思いやり、何かで怒らせたら、埋め合せのサービスを考え、ひび割れは小さいうちに補修することを努めております。
 しかし、妻が私の努力を評価しているかどうかは全く自信がありません。

3.家庭を単なる安らぎの場ではないと自覚

 いつもアンテナを張っていたのでは、家庭は全然安らぎの場ではなくなる、仕事でストレスを感じ、更に家庭でもストレスを受けるのでは一体何のための結婚かと言う方が居るでしょう。
 確かに家庭の機能には安らぎの場の提供があります。しかし、私は家庭を単なる安らぎだけの場と考えることは大間違いと心得ています。昨今よく家庭内での殺人事件、殺人少年等が問題になっているように、家庭は一寸した調節ミスで忽ち修羅場と化す脆いものです。

4.家庭を人間関係構築訓練の場と自覚

 夫婦は所詮赤の他人であり、恋愛中の「のぼせ」も結婚によりいずれ醒めるのは必定です。他人が一つ屋根の下で暮せば軋轢も生じて当然です。
 家庭は、全くの他人が共に暮らして生じる軋轢について、お互いに人間観察・コントロールを尽くして解消する学習の場でもあります。この良好な人間関係構築及び維持の訓練の場が家庭にあり、この機能の自覚が重要と思っております。
 言葉は悪いのですが、相手の「顔色をうかがい」ながら、お互いに機嫌を損ねず安定した人間関係を築くことは結構努力が必要です。問題はこの訓練・努力を怠り続けていると発生します。

5.夫婦は二心二体と自覚

 夫婦は一心同体であるべきと言われます。恋愛中の一時の「のぼせ」時代は、こんな言葉も受け入れられるかも知れません。しかし、私は、「のぼせ」が醒めた正常な状態では、夫婦は二心二体が原則と心得ております。
 特に自己の個性・性癖を相手に押し付け、自分好みの女・男に改造することなど所詮不可能である事を自覚しております。
 私は小さい時から綺麗好きで床に髪の毛1本落ちていても気になって取り上げごみ箱に捨て、又物は所定の場所に収めます。しかし私の妻は、およそ綺麗好きとは言い難く床に髪の毛が落ちていようが、物が乱雑に散らばっていようが全く気にならない羨ましい性格です。
 私は一寸したゴミでも気付けば拾ってごみ箱に捨て、脱いだ靴も玄関の所定の靴箱に収めますが、妻には決してこの行為を強要しません。ゴミが落ちていようが、靴が散らかしてあろうが全く気にならない妻には整理する必要はないのです。これは気になる方が整理整頓するのがスジと心得ているからです。
 私は家に帰ると先ず玄関先で妻と息子が脱ぎ散らかした靴を所定の場所に収めるのが日課になっています。

6.愛情は物理的測定が可能と自覚

 愛情は物(お金)ではないよ、「心」だよと言われますが、この言葉も信用できません。いくら相手に愛情の「心」があっても、外に示して相手に具体的に感じさせなければ無意味です。だからと言って物やお金をいくらプレゼントしてもそれだけでは愛情を感じて貰えないでしょう。
 私は、愛情を測定できる基準は接触時間の長さと考えております。特に子供とは出来るだけ接触時間をとることを意識しています。しかし妻との関係では、接触時間が長ければいいという単純なものではありません。アンテナを張って妻が買物を一緒にしたいと思っているか子供と3人で一緒に遊びに行きたいと思っているか見極めることに努めています。妻が機嫌が悪くなるのは夫が傍にいてして貰いたいと思っていることに応えない状態が長く続いた時が最も顕著と思えるからです。

7.家事の厳しさの自覚

 現代は、電気掃除機・洗濯機・炊飯器・皿洗い機等家事省力化の電化製品に溢れ、全て手仕事で行っていた昔に比べれば家事は相当楽なものになっています。しかし、だから昔の主婦に比べれば現代の主婦は楽でよい商売だなどと考えているようでしたら、破綻への第一歩を踏出していると見てよいでしょう。
 家事労働は単調作業の繰返しが多く、見方によっては会社での仕事より苦痛の程度は大きいとも言えます。私は家事労働の価値を会社での仕事と同等に評価すべきと考えております。ちなみに専業主婦が交通事故で休業をした場合の賠償額は1ヵ月当り女子労働者の平均賃金の約28万円が認められます。
 私の妻は県職員で、結婚当初より家事は原則平等を旨としていました。私は炊事は出来ないので部屋掃除・風呂掃除等整理整頓を担当しています。冷蔵庫等に溜まった賞味期限切れ食品整理も私の担当です。ちなみに私の妻は現在大変忙しい部署に所属し、私より仕事量が多い位です。
 妻が専業主婦の家庭でも夫は家事労働の価値を軽視せず、休日などにたまには炊事や掃除を手伝うなどの妻への配慮が必要でしょう。なにしろ会社の仕事には一定の休日がありますが、家事労働には決まった休日はないのですから。

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